Rue de Condé

都会から田舎へ -NY Finger Lakesでの生活-

アメリカで本を売る/寄付する/手放す

こんにちは

 

先日春分を迎え、アメリカでもカレンダー上は春になりました。

今年は暖冬で(ちょいちょいすごいスノーストームはあったが、全体的に)、出勤前のドライブウェーの雪かきはおろか、車の上の雪かき作業自体も例年よりも少なく済んでいます。

積もった雪も今年はすぐに溶けることが多くて、最近は毎日のようにウサギや鹿がバックヤードの芝生のお手入れをしてくれています。かわいい・・・


まだまだ五月上旬まで雪は降る可能性はありますが
ガレージをスッキリさせたい・・・という気持ちがむくむくと湧いています。
ガレージだけでなく、家の中も荷物を減らしたい・・・


というのも、やっぱり物が多いと探すのが大変 (1日5分探し物をすると、一年で30時間失っている!!)だし、
ゴチャっとしてなんだか心がすっきりしない。掃除もしづらい。
(このステートオブマインドをアメリカ人にわからせるのは簡単ではない。勿論夫は自発的には掃除機なんてかけない)

 


数か月前から頑張っているデジ活(?)でKindleもだいぶ活用し始めています

tikitikis.hatenablog.com

(”読書=>感想を書く”という流れを意識したらかなり読書量が上がった

また、メモを取ることで、本を所有したい気持ちにも変化がでた)

 

結構Kindle Unlimitedを使っています。

↓記録にはブクログと、Kindleのハイライト=>Evernoteを使い始めました

tikitikis.hatenablog.com

 


kindle Unlimitedには結構断捨離とかミニマリスト、シンプリストなんて本が多くてちょこちょこ流し読みしたりしています。
(ちなみにUnlimitedのこの手の本はKindle出版のものが結構多いことに気づきました。ピンキリですが、やはり校正などがちゃんと入ってないようなものも多かったり、いやブログじゃん・・・というレベルのものも多い気がします)

 

本の質は置いておいて、
とりあえず流し読みを続けているのはモチベーションを上げるためなきがします。

読んでると、手放したくなるんですよね、物を。


我が家で特に多いのはです。

私も夫も紙の本が大好き。
さらに、イサカでは最高のブックセールが年に二回あるので、そのたびにお互い50冊くらい増えます(笑)

そして今年は日本に一時帰国して大量に本を買ってしまった(想定内

 

↓本(古本でも)は免税対象です

tikitikis.hatenablog.com

 


日本の本はもちろん母語なのでちゃっちゃと読んで、分別できますが
英語やフラ語はやっぱりスピードが落ちるしなかなか積読が止まりませんああ、この本を全部読む前には死ぬんだなと思うと悲しくなります(アホ

 


でも、家内引っ越し(一階から二階(笑))ですら本の移動は大変だった・・・

この二、三年のうちに色々準備をして家を買いたい = 引っ越し なので、それまでに荷物を少しでも減らしたいなぁ
なんて思っています。

本を平置きで積むと結構ごチャットしていやだよねーでもやっちゃう。
(画像お借りしてます)

 

ということで、アメリカでの本の手放し方いろいろです。(前置き長い)

 

古本屋さんに売る

イサカには一軒だけ古本屋さんがあります。買取もしています。

フランスに住んでいた時はチェーンの本屋さん(新品、新古、中古)があり、アプリでバーコードを読むと買取価格がわかるという超便利システムがあり、結構利用していたのですが、イサカにはそんなものはありません(笑)

 

とりあえず、
- 状態のいいもの
- 人気のある作家
などを古本屋さんにもっていきました。

 

今回は初めてだったので、様子見で8冊くらい持っていきました。
一冊は値段がつかなかったので、ドネーションに。

残りで、現金だと$10、ストアクレジットだと$15と言われました。ブックオフや日本の買取価格を考えるとかなり良心的です。

 

普段なら迷わずストアクレジットにしますが、物を減らすことを目的としているので買ってしまったら意味がない!と、我ながらあっぱれな我慢をして現金にしました。


フランスでは身分証明書がないと売れなかったのですが
イサカの個人経営の店では名前と住所を紙に書いて終わり。

 

思ったよりいい値段で売れたので、もう少し持って行ってみようと思います。

 


寄付する①

アメリカではドネーションは物もお金もかなりポピュラーです。


イサカではFriends of Library(のちにここで寄付された本+図書館から要らなくなった本がブックセールで売られ、図書館の収益になる)とReUseセンター(リサイクルショップ)が本の寄付を受け付けています。


Friends of Libraryに寄付するのはかなりいい循環になるのですが、ドロップオフをいつも受け付けているわけではないので、期間外の時は寄付できません。
ReUseセンターはその点ほぼ毎日、年間を通して開いているので他の衣類なども寄付するときに一緒にもっていくことができます。

 

 

寄付する②

アメリカや欧米ではよく道端に本棚を見かけます。
コミュニティライブラリーといって、個人やグループ単位で設置できる小さな本棚で、だれでも本をもらったりあげたりすることができます

 

また、カフェや会社のコモンスペースにもそにょうな本棚がある場合があるので、そういうところに寄付するのもアリです。


周辺住民の傾向がわかったり(子供の本が多い地域、学生が読みそうな小説が多い地域など)して面白いです。

 

コーネル大学の多くのホール内 (時間内ならだれでも出入りできる) にもそういう本棚があって、買ったら相当高そうな教科書や語学書などがたまにあります(古いバージョンのこともあるが)

 

フランスに住んでいたころにはジャパニーズマーケットに本棚があって、日本語の本はスワップできていたのですが、イサカには日本のお店がない。。。

 

家の前

ガレッジセールをするほどのものはないし、面倒なのでしませんが
お金にならなくていいのであれば、箱にいれて”TAKE FREE”と書いてドライブウェイにぽんとおいておきます。

 

車通りの激しい道だと難しいかもしれませんが、我が家は細い道で散歩する人も多いので一瞬で消えました。

 

冬は天気がイマイチなので春まで待たないとできないのが難点。
でも自分で重い本を運ばなくていいし、楽でした。

 

 

フリマアプリ

これはまだ個人的には試していませんが、お金に換えたい人は試すのもありだと思います。日本にいるときは結構メルカリで売れました。

 

ただ、本は重いので送料と手数料との兼ね合い
それこそコレクター物などはいいかもしれませんが、労力を考えると本はあまり向かない気がします。


ただし、日本語の本はアメリカで買うとなると高いので結構需要があるかも知れません。特に子供用の本はkindleより紙が好まれそうなのでリーズナブルな価格だと売れそうな気がします。

 

まぁ周りに日本人が多い場合や日本人会があるくらいの町であれば直接他の日本人にもあげられそうですが・・・知り合いからお金を取るのは微妙なので、やはりお金にしたい場合はオンラインの選択肢となりますが。

 

あと、手っ取り早く物を減らしたいときには向きませんね。

時間と手間をお金との天秤にかける。少しでもお金に換えたい人向け。

 

減らしても減らしてもある・・・(画像お借りしました)

 

思い出があるものを手放すのは難しい

本は重いです。いろんな意味で。
でも気に入っているものや、大判のもの(より重い・・・)などはやはり紙がいいですね。
逆に、Kindleを始めてからデジタルの良さもかなりわかってきました。また書こうと思います。


片付け系の本で、最近刺さった内容ですが
思い出のあるものは手放しにくい --- あなたが死んだ後、それを家族に遺すのはかなりの重荷
というような内容。

まだ40-50年生きる予定ではいますが、なるほどなとなりました。

 

↓ここでも書いたUn beau Matinという映画の中でも、施設に入る父の膨大な書物をどうするかが出てきました。(映画内ではいい感じに済んだけど、現実は・・・??)

tikitikis.hatenablog.com

 


私の父はかなりの収集癖があって(私もある)、死んだらどうするんだろう(特に私が国外にいるし)といつも思っています。


父は兄弟が多くて、若いころ結構お金にも苦労して、必死に働き最後に残ったお金で好きな本を買ったんだろうなと思うと
今は読まないのに手放したくない、手放せない、というのがあるのかな、なんて勝手に思ってますし、まぁ好きにしてくれと思うのだけど

 

うん、死んだら片づけるの大変・・・

 

価値のありそうな本は、博物館とか記念館とか図書館とか大学とか寄付できるんだろうか・・・

 

ただやっぱり
かえが効くもの(すぐに手に入るもの、図書館にあるもの)
は、相当お気に入り以外は手放していこうと思いました。
結局、何度も読む本ってなかなか無いんだよね。

 


母はあまり物は多くないけど
それでも桐の素敵なタンスや、ピアノ、どうしよう。
日本にいれば引き取れるけど・・・ピアノは知り合いに譲れるだろうか・・・少なからず思い出が詰まったピアノ(今は物が置かれている・・・)
知ってる人に譲れたらいいけど、それも重荷・・・売るのはなんだか悲しい。


夫の両親も、子供がみんな結婚したので家のダウンサイジングを考えていて
義母はどんどん捨てたりドネーションしてるんですが
いくつか我が家に渡ってきたものもあって(要らないものは普通にノーといえば押し付けてこないので健全)
その時はいいと思ったけど、使ってなくてタダの荷物だったり。
私と住む前に夫が受け継いで、私は手放したいと思ってるけど、夫は何かと理由を付けて取っておきたいものとか。
(そういうものに限って、なかなか壊れないので捨てられない)

 

 

すいません、最後はなんだか独り言ですが・・・

 

おーし

週末は色々手放すぞ。

 

ここに三日は気温も上がって、窓を開けてもヒイイと凍えないので
新鮮な空気を取り込みながらお片付けができそうです。
このあたりの日本人に遺伝子レベルで備わってそうな基本的な風水的な意識もアメリカ人にはなかなかないんだろうな・・・

 

 

今日もここまでお付き合いいただきありがとうございました。

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