Rue de Condé

都会から田舎へ -NY Finger Lakesでの生活-

【週末FLX】楽しい出会い@Silver Thread Winery【Seneca Lake】

こんにちは

 

山火事の煙もおちつき、たっぷりと雨も降ったあと、とても気持ちのいい気候!

これこれ、これが本来の6月よねー
・・・と思いきや、毎日雨!洗濯ものが外で干せない・・・😿梅雨か?
 
 
そして
今週末はジューンティースで三連休のアメリカ
すべての会社が休みではないのですが (私のところは休日扱い、夫のところは来年から休日扱いにするそう)、お休みになるところは増えていきそうです。
ジューンティースがフェデラルホリデーになるまではメモリアルデーから4thまで祝日なし!だったのですが、丁度いいところにできてくれた・・・
 
 
我が家はガーデンや夫の仕事が夏は一番忙しいので夏真っ盛りにはあまり休暇は取れないので, 今週末はプチ州内旅行にも行く予定です🙂
NY州はどこの地域もとても素敵な場所が多くて、ロングウィーケンドというあまり長くない休みというのもあり、結局州内。
陸の孤島ではあるが、イサカは州の真ん中なので州内旅行には便利かも、、、
(高速に乗るまでが大分長いので時間のロスは大きいが💦)
 
夫はずっとメーンやニューイングランドの海岸沿いの旅行をしたいらしいので、秋はそっちもいいなあ〜。来年は従姉妹の結婚式で北カリフォルニア、ファミリーリユニオンでカナダ東海岸、、、色々・・・なかなか日本やフランスに行けない💦CAとはいえ北部で二月なのであんまり気持ちが上がらない💦
 
 
さて
メモリアルデーの週末の中日はワイナリー巡り!
ということでShalestoneを後にし、

tikitikis.hatenablog.com

次に向かったのはShalestoneからすぐ近くのこちら

 
Silver Thread Winery
 
ゆるいカメのロゴが目印です (なぜ亀?については、後述!)

【ワイナリーについて】

おすすめポイント

なんといっても小さくて、メインロードからは見えなくて、まさに隠れ家的存在のこのワイナリー!
 
ワイナリーに続く農道のような砂埃の凄い道 (はやる気持ちを抑えて、スピードを落とさないと砂埃が凄い) を湖に向かって下っていく。
 
突如として現れるシンプルかつスタイリッシュな小さな建物

面白いデザイン
すっかりRte414からは離れ、静けさに包まれる。
バルコニーからは湖が見える。

緑に包まれて、とても幸せな気持ちになる。

席は多くはなくて、ゆっくりと楽しめる
環境にも配慮し (ワイナリーでの電気は畑も含めすべて敷地内の太陽光発電で賄われている)、丁寧に作られた畑とワインと空間に、とても感じのいいスタッフ。お勧めしないわけがない!

Shalestoneとは対極な明るめの室内
写真に写っている方たちがいるあたりに階下への階段があります。
(VIPテイスティングは階下)

ブドウ栽培・品種

ブドウ栽培面積はセネカレイクの東岸中部 (湖は海抜-200ft = 60mくらいの深さの地点) に約10エイカー
深い湖のおかげで温度の下降が緩やかなため、昔はこのあたりには先住民により桃が栽培されていた
 
(話がそれるが・・・・先住民の先生のお話でも、コロナイズ以前、南北の先住民同士の交流・トレードはかなり盛んだったと伺った話ともマッチする。その後南部からその土地に住んでいた先住民が土地を追われ、一部はNYの先住民族連邦ホディンソーニHodinǫhsǫ́:nih (英語ではSix Nations/Iroquois、またはハディノソーニとも) にアドプトされる。が、サリバンキャンペーンにより最終的には彼らも桃の木含め畑や家を焼き払われ、土地を追われ、多くはナイアガラを超えてカナダのオンタリオ州にある小さなプロット (Res) に住まされる)
 
 
栽培品種はRiesling, Chardonnay, Gewurztraminer, Pinot Noir, Cabernet Franc, Cabernet Sauvignon そして Merlotと多岐にわたる定番品種
 
畑の運営・ワインメーカー・オーナーであるポールさんはコーネル大学でワイン醸造の修士学位を取得されていて (奥さんも学士がコーネル)、現在はワイナリーだけでなくFLCC (フィンガーレイクスコミュニティカレッジ) で教育にも携わっているそう。
 
人もブドウも、無菌では免疫がつかず、健康には育たない。結局は全体で健全なエコシステムが大事、という信念のもとオーガニックはもちろん、害虫やカビの対策にも科学的なだけでなくホリスティックな視点を常にもち、土地の環境にあったアプロ-チをとっている (バイオインテンシヴと呼んでいる)。
 

ワイナリー・テイスティング

オープニングアワー
ワイナリーは5-10月の間、木曜日から月曜日まで開いています。
(小さなワイナリーなので電話で確認されることをお勧めします)
 
テイスティングの種類と値段
  • VIPテイスティング (予約必須): $25-30 ワイナリー階下のVIPルームでのテイスティング (ヴァインヤードツアー、チーズペアリング、またはライブラリーコレクションから選択)
  • プレミアムテイスティング (予約推奨): $15 プリフィックスのテイスティングフライトで、私たちが行ったときにはFLXフライト (白赤)、リースリングフライト、チョコレートペアリングフライト (白赤) がありました。セルフガイド
  • ガイデッドテイスティング (予約不可): $12 FCFSなので予約できませんが、説明を聞きながらテイスティングできるやつです。リストの中から自分でワインを選べます。

 

私たちはフライトを頂きました。

FLX classics

こちらはチョコペアリング

これらのフライトに、気になっていたペトナ (pétillant naturel) をプラスしてもらいました (美味しくて、ボトル購入)

 

人数の制限は?

スペースが小さいので最大6人/グループ (アルコールを飲まない人、子供もカウントされる)
 

予約は必要?

繁忙期は予約をお勧めします。ネットまたは電話で予約できます。
ガイデッドテイスティングは予約不可なので、そちら希望の場合は電話して混雑具合とかを確認していくのがおススメです。
 

フードはある?

ペアリングのチーズ、チョコレートはあるがそれ以外はない。
外のテーブルでボトル・グラスを楽しむ場合、フードの持ち込みは◎
 
チョコレートはロチェスターのHedonist (ヒドニスト) ! ワインをHedonistに送って、合うチョコを作ってもらう (または提案してもらう) そう!
チーズはセネカレイク北、Genevaからも遠くないところに位置するチーズ専門店から。
ここ、まだ行ったことないんだけど、夫も私も行きたいところリストに常にあります♪次ジェニーヴァ方面に行くときに行きたい!

 

↓ジェニーヴァは小さい町なんだけど、美味しいお店やワイナリー巡りにはいい拠点

tikitikis.hatenablog.com

 

どちらもFLXエリアのローカルのものを扱うお店で見ることがあります。
 
Hedonistはイサカダウンタウンでも (私の知る限りは) 一店舗だけ取り扱いがありますが、ロチェスターのお店はとっても美味しいアイスクリームも作っているし、セカンド品も売っているし、あたりまえだけど本店なので全部あって断然お勧め!
 

値段・ワイナリー外での流通

ほとんどが$20-25で、エリアでは標準。
FLXエリア以外にもいくつかの州のお店で見つけられるようです。
ペトナは性質上あまり遠くでの流通はなさそう?わからないけど・・・気に入ったらワイナリーでの購入をお勧めします!
 
そしてなんと、日本でも買える!

newyorkwine.co.jp

(リンク貼っといてあれだけど、サイトがやけに見づらいのは私だけでしょうか・・・クリックできないんだけど・・・スマホなら大丈夫かな??)
同じくセネカのRavines (ここも本当に美味しい) に加え、Lucky HareやMyerやSouthhill CiderなどFLXのとても素晴らしいブルワリー、サイダリー、ディスティラリーもパートナー!!おおおこれはアツい・・・!値段二倍だが・・・!
 

ワイナリー併設宿泊施設

なし
 

公共交通機関

なし
 

その他

Silver ThreadはエリアにあるSilver Thread fallsに由来だそう。
こんな記事も見つけました
ロゴのカメちゃんはネイティブアメリカンの何世紀も前のペトログリフからきているそう。 (NYボタニカルガーデンで見られるらしい)

 

カメはHodinohsonihのクリエーションストーリーのなかではSky worldからSky womanが落ちてきたときに"地上 (⇒のちにEarth、すべての源、となる)"としてでてくるし、Hodinohsonihを含め多くのネイティブインディアンのクラン (先住民の家系のようなもの) の一つとしてもある (Turtle clan)

FLXのオブジェがオシャレ
先住民がカメを母なる地球のシンボルとして大切にしたように、常に土や水を大事にすることがいいワインづくりにも大事ということでカメちゃん、ということでした。なるほど~。
 
 
Creation storyはマテリアルによって微妙なアレンジ?による違いはあるんだけど
大まかなお話は同じ。面白いです。
 

【アクセスと周辺情報】

ワイナリーへのアクセス

 

周辺のフードおススメ

Shalestoneとほぼ同じロケーションなのでこちらの記事を参照ください

【旅先での出会いの楽しみ】

Shalestoneのときにお隣でテイスティングしていた二人組がこちらにもいらして、あちらも気づいたようで目が合い会釈。
 
ほろ酔いと素敵なワイナリーでいい気分なのもあって
「さっきShalestoneでテイスティングされてましたよね」と、話しかける
 
50代後半くらいかな?とても気さくなお二人で (片方は元警官さん!)、DC近郊から一週間FLXにお酒旅行中 (!) とのこと。
 
おススメワイナリーやブルワリー、レストランの話に花が咲く
お二人ともよく調べられていて、夫といろいろおススメを伝えると
「そこ、きになっていたの!」
「そこは木曜日 -アリス (片方の方のお名前) の誕生日なんだけど- に予約済みなの♡ 評判は高いけどどうなのかなって思っていたところだから、お勧めと聞いて益々楽しみ!」
「そのワイナリーは次に行く予定だからまた会うかもね(笑)」
と、ほとんどチェック済み!素晴らしい~!
やっぱりフーディー&のん兵衛との会話は楽しい!

 

↓ラヴィーンズは外せない

tikitikis.hatenablog.com

 

↓一か所で色々なローカルワインを楽しむならこの二件 (FLX provisionsはコーニングにもある) ONCEはパンデミック中にオープンしたんだけど、スタッフの知識が素晴らしいし感じがとてもいい。最近はかなり知名度も上がり人気が出て、シーズン中は予約がいいかも。


 

アリスは出身はNYCで、ワインだけでなくビールもお酒も好き (「Sakeはまだまだよくわからない初心者だけどね」、と言っていたが彼女のお酒へのパッションを考えるときっと謙遜だわ(笑)) とのことで、今回のNYC旅行で訪れたブルックリンの酒蔵のことも話した。
 
ヴァージニアもNYほどではないがワインが生産されているらしい!知らなかった~
色々もっと話したかった。連絡先交換すればよかった。
 
ワイナリーって同じテーブルにならない限りあんまり他のグループとは話さないけど
二人グループくらいだと気軽に話せていいですね。
コロナでセパレーションとかもかなりみんな気を使っていたから、こういうのなんだか久しぶりかも♡
 
ちなみに彼女たちがばっちり予約もしていたレストランはGenevaのFLXテーブル。
美味しい食はフーディに聞くべし!ということで
今日はどこで食べてきたの?と聞くと、Dano's、おいしかった!とのこと。
ここは私は言ったことないけど、夫もお勧めのオーストリア料理のお店。
アリスが昔ウィーンに住んでいたこともあったから、懐かしくて良かった!と。今度行かねば~
 
ウィーン、オーストリアといえばザッハトルテが有名だけど、やっぱり立ち食い?のカレー味ウィンナー!!

有名なウィンナースタンド
ウィンナーとビールが最高なのよね。

ストリートフードがやっぱり一番おいしい

 

「ちなみに次はどこ行くの?」

と聞かれ、

「Lodi pointですこし酔いを醒ましてからバウンダリーブレイクかな!」

と答えると

「うそ、私たちもそのコースを考えていたとこ!また会えるかもね♪」

なんて。

 

結局会うことはなかったけど、そのあとも時々あの二人はFLX table満足したかしら、イサカでも色々楽しめたかしら、Keukaにも行くって言ってたけど、どうだったかなぁ

なんてぼんやり考えていました。

 

今週の州内旅行、何か出会いはあるかしら♪

天気はあまりよくないようだけど、楽しみです

 

皆様もよい週末を~

 

 

今日もここまでお付き合いいただきありがとうございました。

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