NYで見られる鳥/野外で気を付けたいこと
こんにちは
最近は花とともに鳥のさえずりもぐっと増えてきました
我が家の周りではカーディナルが巣を作っていていつも宇宙人のような不思議な声で鳴いています。他にもたくさんの鳥が鳴いていて、まだ木々も葉を付けていないこの季節はバードウォッチングにも適しています。
同時に、NYでは野外活動をする際に気を付けたいことについてもシェアします。
【NYで見分けやすい鳥】
Northern Cardinal
Photo by Timothy Dykes on Unsplash
こちらはオスは真っ赤な鳥で一般的にこちらでCardinalというとこの種を指すようです。メスは少し地味目な色ですが赤みがあります。
結構アグレッシブな鳥で、テリトリーにほかの鳥が来ると結構激しくなきます
さえずる時は宇宙人のような未来的な声を出します (宇宙人の声知らないけど)
Blue Jay
Photo by Aaron Doucett on Unsplash
Blue Jayもかなり見分けやすい鳥です。割と何羽か一緒に見ることが多い気がいます。
鳴き声は割とうるさく、「ギャー」というかんじ。
Robin
NYでかなりよく見るのはAmerican Robinと呼ばれる種
Photo by Aaron Doucett on Unsplash
American Robinはおなかのレンガ色が特徴で、目の回りは白く縁どられています (なのでいつもびっくりしているように見えて、かわいい)
大きさはmorning doveよりも少し小さめで、スズメやcardinalよりは大きいです。
こちらも複数でいることが多い気がします。勿論飛びますが、わりと地面をてくてく歩いています。ピョロロと綺麗な声で鳴きます。Robinの卵はとてもきれいな青緑色をしています。
ヨーロッパではRobinといえばこちらのEuropean robinを指すことが多いようです
マザーグースの本にも出てくる"Who Killed Cock Robin"もこちら
Ceder Waxwing
Photo by Pete Nuij on Unsplash
こちらはおなかや部分的に入った黄色が特徴。何羽かでまとまっています。
ちょっと小さめなので見づらいですが、きれいな色をしている小鳥です
Pileated Woodpecker
Photo by Bryan Hanson on Unsplash
NYでは多くの小さなキツツキを見ることができますが、こちらは結構大型のキツツキです。毎日見るような頻度ではないですが、週に一回くらいはみます。木に止まっていても感じますが、飛ぶととても大きいことが分かります。
他にも水辺や公園ではカモやカモメ、サギやタカなども見られます。
先日散策していたらフクロウのペレットのようなものも見つけて、姿は見たことないですがフクロウがいるよう。(Instagramでは近隣の市でsnow owl -ハリーポッターのヘドウィグ- が納屋の上にとまっていた、なんていうポストもありました!)。また、Bold Eagleも湖の近くで運がいいとみられるそう。
Appによっては鳴き声を録音して、そこからidentifyしてくれるものもあるようです
もう少ししてくるとツバメが狂ったように飛び回る季節。
日本では減っているようですが、フランスでは恐ろしい数がいました。
【便利なサービス/App】
場所柄つい、いつもCornellなんですが、実際にCornellのOrnithologyはとても有名で、WebやAppでもかなり情報を発信しています。バードファインダーでは地域や日付を入れれるとみられる可能性の高い鳥を一覧で示してくれたり、鳥の名前が分からなくても見た目 (大きさ、色、形) から調べられたりと何かと便利です。
そして、Ithaca郊外にはOrnithologyのVisiter Centerがあって、どなたでも楽しむことができます。バードウォッチングだけでなく、ウォーキングにも人気のスポットです。
【NY野外活動で気を付けたいこと】
これから外を楽しむことが増えますが、いくつか気を付けたいこともあります。
Poison Ivyなどの植物
名前にPoisonとつくものはその名の通り、有害です。poison ivy, poison oak, poison sumacなどです。とくにこのPoison ivyは本当にどこにでも生えていて、ちょうど足首や手や腕の高さに生えているので注意が必要です (木に絡まっていたり、地面を這うように生えています) 。
見た目はとても可愛らしい葉っぱで、猫の掌のような、ミトンのような形で、三枚の葉っぱが一か所から出ているのが特徴です。
これらの植物は日本でいう漆とおなじ成分を含んでおり、肌に触れるとかぶれを起こします。また、衣類などにつくと気づかぬうちに肌に触れてそこからかぶれることもあるので注意が必要です。
これらの反応は少し時間がたってから現れることが多いようですので、植物に近づかないこと、もし触ってしまったら洗い流す (できればせっけんを使って) ことが大事です。
また、犬などはこれらの成分に抵抗性がありますが、犬の毛を介して人に触れるとかぶれを起こしますので、もしこれらの植物の草むらに犬が入った場合は石鹼であらってあげるといいようです。
このPoison Ivy、本当にどこにでも生えています。 また、蔦部分にもかぶれ成分がありますので、冬未だ葉を出していないときも気を付ける必要があります
上記リンクページ下のリソースにFDAの分かりやすい動画がありましたので、もしこの植物の見た目をよく知らない方は確認をお勧めします。
Gypsy Moth/Spongy Moth
Poison Ivyのようなかぶれを引き起こすだけでなく
生態系にも大きなダメージを与える外来種のガ
薬局でもここ数日相談が増えていますが
NYのなかでもFLXやキャッツキルエリアは特に被害が大きいようです。
去年イサカはあまり見ませんでしたが
キャナデグワやキャッツキルに行ったときにかなり多くの樹に巣が張り巡らされていて、木がかわいそうでした。
Tick/ダニ
こちらは草むらやトレッキングの時に注意が必要です。
大抵の公園やstate parkには入り口に注意書きがあるので見たことがある方も多いと思います。このダニはライム病と呼ばれる病気の原因となる菌を媒介します。
ライム病は日本ではほとんど聞きませんが、NYでは割と感染が報告されている感染症です (私の知り合いも何人か感染して、ドキシサイクリンを飲んでいました)。
このダニに刺されると、皮膚の特徴的な発疹、発熱、だるさを起こします。
気づかずに放っておくと筋炎や髄膜炎などに至ります。アメリカのスーパーTargetのロゴのような特徴的な発疹がみられることが多いので、もしも発疹が出たら即受診して抗生物質を服用します。
(抗生物質は処方箋が必要です。将来的に薬剤耐性などの問題が起こりうるので、用法用量を順守しなければならない薬の一つです。決められた分を飲み切ること、自己判断で適当な薬を飲まないこと。飲んで体調が悪くなった場合は必ず医師薬剤師に連絡することが大事です。因みに多くの抗生物質は常在菌 -良い菌- も殺す場合があるので下痢などは結構起こります。日本ではビオフェルミンRという抗生物質の影響を受けないビオフェルミンがよく一緒に処方されます)
また、ハイキングなどをしているときにチクっとした感じがしたら、かならず確認して、もしダニがまだ皮膚にいる場合はつぶさないようにきをつけて取り除きます。
いかがでしたでしょうか
先日紹介させていただいたスミレの記事、あのあと紫のスミレも少しだけ咲き始めているのを見つけました。さき始めでかなり香りが強かったです。
今日もここまで読んでいただいてありがとうございました。
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