TED: 「気候変動」じゃピンとこない?
こんにちは
今日はTEDから気候変動について「なぜ多くの人が気候変動問題を認識しながらも行動しないか、どうしたらみんなが行動できるようになるか」についての短い (7分程度) のトーク。
先日、日本は温室効果ガスの排出量を「2013年度比の46%削減」というパッとしない目標をかかげましたね。
私はまず「46・・・?」と、なんともキリの悪い数字にまず目が言ってしまいました・・・昨日読んだ記事では、この数字の根拠について小泉環境相がまた分けわからないことを言っていて「what???」ってかんじでした・・・
【プロット】
今回のプレゼンターのJohn Marshallさんは、より多くの人が気候変動問題を理解して行動を起こすためには、「気候変動問題の話し方」を変える必要があると話します。
つまり、全体的な問題を話すのではなく、個人個人の日常への影響などを分かりやすくイメージさせることなどが解決策として考えられます。
Climate Changeと聞いて何をパッとイメージしますか?
「具体的には何も・・・」と、答える方が多いのではないでしょうか。
それは、この言葉自体が曖昧だからです。
動画内では例として
- warming ⇒ overheating
- climate ⇒ extreme weather
- clean energy ⇒ cheap energy
また、グローバルで個人にはかかわりが見にくい問題よりも、ローカルでパーソナルな問題のほうが人々は気にかける。その例として、
- フロリダの場合 global warmingを止めよう ⇒ 洪水を防ごう
- 子供がいる場合 パリ協定の設定年までに1.5℃ ⇒ あなたの息子の人生の間に9F
などのローカリゼーション、パーソナリゼーションを提案しています。
確かに場所によって問題も異なりますよね。CAの山火事、ヴェネチアの水位問題、日本の台風・漁業問題、グレートバリアリーフの被害・・・
最後に、Johnさんは「同胞、身近な人とこのことについて話そう」と勧めます。
同じようなバックグラウンド、アクセントの人が話すと、そうではない人から聞くよりもより効果が高く伝わるとか。
確かに、心理的にやっぱり「日本人はあんまり気にしてないから・・・」とか「あの人がこう気を付けているなら・・・」と思うことはありますね。
みんながやってるから私も、という集団意識の強い日本人は、意外と簡単にパワフルな改革をやってのけられるのかもしれません。
【動画からの英語】
"But undrstanding without relevance is rudderless"
⇒ rudderless
先導者がいない、リーダーがいない、指針がない
rudderは船の舵や飛行機の方向舵。そこから派生して指針や手引きなどの意味があります。rudderless shipで舵を失った舟、つまり目的を見失った状態を表すことができます。舵をとる (指示するという意味も同様) ことを表す動詞ではsteerなどを使います。
"The words we often use to describe it -emissions, CO2, methane, net zero, anthropogenic- are, simple but confusing."
⇒ anthropogenic
(環境破壊などが) 人間が原因の
こちらはギリシャ語が語源の様です。anthropo-は「人間の」と言う意味。-genicは「~を引き起こす、~から引き起こされる、~することができる」という意味で色々な単語で見ます (carcinogenicとか)
その他
- ozone depletion
- arcane: 難解な、一部の人にしか理解されないような
- epiphany: 突然のひらめき
エピファニーと言うと私のなかでは公現祭 (ガレットデロワを食べる日) の意味しか知らなかったんですが、こういう意味があるんですね。
うちの義理の家族には「Epiphanyの時に食べるお菓子」といってもキョトンとされたんですが、先日義理の母が子供のころキリスト教だったことを知り、逆に何で(エピファニーを) 知らんのや!と思いました。
カトリック色の強いイタリアやフランス一部とか主にヨーロッパだけなんですかね ? カトリック教会普通にあるけど・・・
そのあたり全くわからんです。
↓正月休みに一足先に作ってみました
でもこの二つの意味、なんだか全く無関係でもなさそうなので語源を調べてみると、
とのことでこちらもギリシャ語が語源なんですね~
姿を現す (その瞬間と言う意味合いがrevealとかよりも強いようです) とか明示 (manifestation) とかいう意味らしい。
脱線ですが、
フランス語では抗議デモのことをmanifestationと言います。
英語では抗議活動にはmanifestとは言わず、protestとかですよね。
フランス語の-tionで終わる名詞 (cationを除きすべて女性名詞という、フランス語にしては性に珍しく規則性が見られるグループ) は英語とほとんどの場合綴りが同じで意味も近いことが多いですが、これは違うんだ~と学んだ言葉の一つでした。
夫と話しているときに「今日結構大きい出もがあってさぁ」と言いたかったときに、パッとprotestと言う言葉が出てこなくて、manifestationでも通じんじゃない?と思って使ったら伝わるまでに結構時間かかりました。
【今日のラジオ】
- excutive order, minimum wage
- CDC, mask mandate/policy, outside, India
- opioid addiction, oppioid dependnce
ワクチン接種完了二週間たった人は屋外でのマスク規則が緩まるそうです。ただし、屋内や人の多い屋外 (コンサート会場など) では引き続きワクチン接種をしていない人へのためにもマスク着用は推奨とのこと。
全然関係ないんだけど
最近パソコンの「E」のキーが調子悪くて、結構イライラします。
「Q」とかならまだいいけど、「E」とかメチャクチャ使うやつ・・・
eの脱字があったら、察してください涙
みなさんはどれくらいの頻度で環境について家族や友人と話しますか?
今日もここまで読んでいただいてありがとうございました。
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