Rue de Condé

都会から田舎へ -NY Finger Lakesでの生活-

NYで育ててよかった作物 ②野菜編

こんにちは

今日は先日の記事の後半、野菜編です。

オーソドックスなものから、初めて見たような野菜まで、うまくいったもの、うまく育たなかったものをまとめます。

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育てたものが一番新鮮で美しい

ただ、同じ地域でも道路を一つ挟むだけで片方はうまく育つのに片方ではだめ・・・なんてことも結構あるようで、結局は土や土地との相性も大きいと思いますが、気候についてはNYのzone (日本の東北~北海道) に対応しているはずです。

 

【野菜を育てる勧め】

野菜の多くはある程度大きくなると手間があまりかかりません。

また、ほとんど一年草なので毎年少しずつ色々試せるのもいいですね。

土との相性がありますが、自分で育てた野菜の美味しさはやはり最高です。また、本当に始めは色々ツールなどの初期費用がかかることがありますが、基本的に種や苗で購入するのでコスパはかなりいいです。

収穫したての野菜は甘みが違います。

 

【苗から育てるのがおすすめ】

ブロッコリー

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虫がつきますが、飛ぶ系のものは↓で対応可能。

大きくなったものから上から収穫すると、結構長い間楽しめます。

有機なのでしっかり小房にわけて洗います。

  • 難しさ: ★★☆☆☆
  • 土地スペース: 中。1ftくらいは離して植えました。


トマト

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牛の心臓という品種

苗からスタート。種からも簡単にできます。支柱が必要なんですが、去年はCOVIDでガーデニングツールがなかなか見つからなくて、支柱もいいのが買えませんでした。とりあえず支えは付けたけど、強風の時にちょっとダメージを受けました (完全に折れなかったので問題はなかったですが、ちょっとかわいそうな感じでした)。虫は全くつきませんでした。

緑のトマトはサルサヴェルデにも。収穫しておいておくと一週間くらいで赤くなります。もちろん、ほとんどは赤くなるまでまって収穫。

夏の間一度もトマトやトマト缶を買わずに済んだのでかなり助かりました。

  • 難しさ: ★☆☆☆☆ 途中から支柱が必要
  • 土地スペース: 小~中 (品種による)。20cmくらいは離して植えました。

 

カイエンペッパー

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まだ緑の時

苗からスタート。これはかなり土があっていたようで、恐ろしい数を収穫しました。

緑のころから少しずつ収穫して、手作りタバスコにして楽しんだり、オイル漬けにしたりしました (タバスコはまた別の記事にします)。半分くらいは乾燥させて保存しています。赤くなるとより辛さが増します。今年はカイエンとハバネロを半々にしようかな。虫は全くつきませんでした。

  • 難しさ: ★☆☆☆☆ 途中から支柱が必要
  • 土地スペース: 中。20cmくらいは離して植えました。

 

玉ねぎ

写真は上のトマトのところにうつっているの参照。

こちらも苗から育てました。間引かなくても一つ一つがかない大きく育ってくれました。玉ねぎはどんな料理にも使うので今年も作りたい。ただ、買っても高くないし、そこまで味の違いを感じない (調理することがほとんどなので・・・) ので

  • 難しさ: ★☆☆☆☆ 途中から支柱が必要
  • 土地スペース: 中。15cmくらいは離して植えました。

 

バターナッツスクワッシュ

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20個くらいは収穫したと思う

これも苗から (種からでも簡単です)。本当はかぼちゃを植えたくて種から準備してたのに、夫に乗っ取られました。バターナッツもすきだけど、私はやっぱりかぼちゃのほうが好きなので、今年は絶対かぼちゃを植えます。でも実ができてから育っていく様子はかなりワクワクしました。ある程度の広さが必要です。虫は全くつかず。

  • 難しさ: ★☆☆☆☆ 
  • 土地スペース: 大。50cmくらいは離して植えました。

 

リュバーブ

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寒さに強い

涼しい気候を好み、日本では長野あたりが有名ですよね。なのでNYはルバーブには最適。こちらはプランツセールで買って、一年目は収穫なし、二年目の今年は取れそうです。ジャムやタルトにつかえそうだし、色がかわいいです。また、葉っぱ (毒があるので食べられません) は草木染の媒染として使います。

  • 難しさ: ★☆☆☆☆ 
  • 土地スペース: 中。20cmくらいは離して植えました。

 

ゴジベリー/ラズベリー

ゴジベリー (クコの実) は友人から苗をもらい、ラズベリーはseed exchangeで苗をただでもらいました。クコの実は去年既に身を付けましたが収穫はしませんでした。ラズベリーは去年は実の季節の後だったので、今年どれくらい育つか・・・楽しみです。

ベリー系も買うと高いし当たり外れがありますが、ブルーベリーはU-Pick, ブラックラズベリーは家の前のtrailに死ぬほどはえているのをpick、クランベリーは近くのbogで自生しているのを収穫?できるので助かっています。

 

【植え替えがベター】

ケール

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紫の品種が綺麗で好き

ケールは特に育ててよかった野菜の一つ。気候があっているのか、とても良く育ったし、品種も色々あるのでお店ではあまり見ないようなものを育てるのも楽しい。土地もそこまで幅を必要としないので、いいやつです。プランターでも育てやすそう。虫もほとんどつかず。

  • 難しさ: ★☆☆☆☆ 
  • 土地スペース: 小~中。15cmくらいは離して植えました。

 

スイスチャード

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Babies <3 左から二つ目がチャードです。左はケール。右端はレタス

チャードも植え替えしました。発芽すると黄色やピンクや白ですでにカラフルな茎。炒め物やスープ (バターナッツポタージュをチョリソーとチャードを入れて作ると最高に美味しい) に活用しました。

  • 難しさ: ★☆☆☆☆ 
  • 土地スペース: 中。15cmくらいは離して植えました。

 

【直播でOK】

えだまめ・スナップエンドウ・

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スナップエンドウ。弦がかわいい。甘くておいしかった

直播。ナメクジが心配でしたが意外と大丈夫でした。

かなり収穫できたので今年は種類を増やして、それぞれの量は減らそうと思います。

枝豆はかなり使えるので、今年も沢山栽培予定。日本人におすそ分けしたらとっても喜んでもらえました。

大豆は豆腐にしたり、味噌にしたり、煮物にしたり・・・利用価値高いです。 

tikitikis.hatenablog.com

  • 難しさ: ★☆☆☆☆ 
  • 土地スペース: 小~中。1インチくらい離して直播。

 

サラダ菜・水菜

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新鮮でやわらかい

こちらも直播でばーっとまいて、どんどん収穫するだけで新鮮でやわらかな美味しいサラダ菜が食べられるので重宝しました。コスパよし。土によっては苦みが出てしまうこともあるようです。また、どんどん切らないと縦に伸びてしまい、味が落ちます。フリービートルとナメクジが付きましたが、黄色のべたべたとビールトラップで解決できました。

水菜もほぼ同様。ちょっと葉っぱが硬めだったけど、スープやサラダにつかったり、日本人の知り合いにおすそ分けしました。

  • 難しさ: ★☆☆☆☆ 
  • 土地スペース: 小~中。一列にばーっと直播。

 

スピナッチ・Orach・ルッコラ

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美しい~

スピナッチもサラダや料理に大活躍なので育ててよかった。直播で適当に蒔いて、どんどん収穫するだけ。虫もほとんどつかずに済みました。

 

そして、初めて知った野菜なんですがOrachと呼ばれる紫スピナッチ?の種をもらったので蒔いてみたんですが、これがまた綺麗&良く育つし、スピナッチのように使えるのでよかったです。生でたべると少し塩気を感じる?味で、我が家はよくソテーにしたりしました。こちらはバジルのようにどんどん摘心していくと芽が増えて、味も落ちないです。

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Orach。色が綺麗
  • 難しさ: ★☆☆☆☆ 
  • 土地スペース: 小~中。一列にばーっと直播。

 

大根・にんじん

こちらも直播。大根は白いものを買ったはずなんですが、なぜか色がラディッシュみたいなのができました 笑 カラフルな野菜好きなので問題ないですが。

ニンジンも良く育って、香りと甘みがとても良かったので今年も作りたいと思います。

どちらも義母からもらったフードドライヤーで干し野菜にしたりもしました。干したニンジンの美味しさに感動。

  • 難しさ: ★☆☆☆☆ 
  • 土地スペース: 中。一列にばーっと直播。根野菜なのである程度深さが必要

 

【秋に植えられる】

ほとんどの野菜は秋口にはすべて収穫が終わり、霜が降りる10月終わり~11月初めに死にます。 そのあと同じ畑のbedを利用できるのが以下の作物など。

 

にんにく

こちらは夫が元々立ち上げた農家からバルブをいくつか分けてもらって霜が降りる前に埋めました。 (にんにくの一かけを植えて、上からわらをかぶせて寒さ対策)

冬の数カ月間は何もせず、先日畑に行ったときにみるとおそらくすべて芽が出て、うまく育っていました。にんにくは安物は美味しくないし、いいものは大きさのわりにいい値段がするので、育てる価値ありです。夫の農家で初めて育て始めたのもにんにくで、思い入れがあります 笑。本当に身がしまっていて立派でおいしい。

 

Mache

こちらはヨーロッパで人気?ありふれたサラダ野菜で、癖がなくて美味しいんですが、少なくとも我が家の周りでは売ってるのはなかなか見ない。ただ、涼しいのが好きなようで、秋口や早春に蒔くといいみたいです。今年はじめて挑戦だけど、ヨーロッパでよく食べていて懐かしいので、うまく育つといいな。今年は秋にも挑戦。

 

【あまりうまくいかなかったもの】

以下はNYでも育つものなんですが、多くは虫やネズミに食い荒らされてしまったもの。今年は特に対策をしようと思うものです。

ビーツ

⇒ 直播だったと思う。NYでも問題なく育ちますが、我が家の畑の場合、おそらくネズミか何かに食べられたようでだめでした 涙。今年リベンジします!

 

ナス

⇒ 植え替え。日本の細長いナスが欲しくて育てました (アメリカのナスは大きくて・・・美味しいけど日本のほうが美味しい 笑)。こちらも問題なく育つはずなんですが、フリービートルと言う小さい黒い虫が食い荒らして結構ダメージを受けました。こちらも黄色のべたべたトラップで改善して、何本かは収穫できましたが・・・

 

キュウリ・ズッキーニ

⇒ 植え替え。その名もキューカンバービートルと呼ばれる黄色と黒の縞々の虫に食べつくされました。なんとか何本か生き残り、その後は↑のトラップで虫の被害はほぼ0になりましたが、結局収穫できたのは1,2本のズッキーニのみ 笑 (上のトマトのところの写真のお化けズッキーニです)

こちらも今年は対策が分かったのでリベンジしたい。 

 

三つ葉・シソ

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発芽率は良かったんだけど

⇒ シソは植え替えが遅かったのか、あまりうまく育たずに終わりました。少し収穫できたけど・・・。今年は早めに植え替えようと思います。NYでも育てられているので、タイミングの問題だったと思いたい。今年はしそジュースを作るのが目標。

 

三つ葉は直播したけど、ナメクジに食べられてしまった。今年は植え替えで挑戦します!三つ葉は未だにフレッシュなのを見たことがないので、成功させたいです。

 

からし菜

育ったけど、味がいまいちで結局ほとんど食べませんでした。

 

 

いかがでしたでしょうか

今年は去年の収穫量もふまえて、より色々な種類に挑戦します!

スーパーやファーマーズマーケットに行くと、色々な野菜が手に入りますが、自分で野菜を育てて収穫して食べる喜びはひとしお。

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本当のFarm to Table (キノコ・アボカド・クスクス以外はお花も含めてすべて畑から)

やはり土に直接まくのは植物にとってもいいですが、葉物やいくつかの野菜はプランターでも十分育つので、一緒に楽しみましょう :)

 

今日もここまで読んでいただいてありがとうございました。

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