こんにちは
もうすぐEaster (仏: Pâques, 伊 Pasqua) ですね。
キリスト教の祝日なので、欧米、とくにヨーロッパでは非常に大きな祝日の一つです。
2年前にイタリアのミラノでイースターを過ごしたので回顧録。
【Milano/Milan】
フランスの研究所にいた時のイタリア人親友 (ちょいちょいブログ記事にも出てますが) はミラノ (近郊) 出身。
その彼女が2019年のイースター休暇で1週間ほどミラノに帰るということで、long weekendを取って、もう一人のベルギー人の友人と一緒についていきました。
ミラノはロンバルディア州の州都です。
残念ながらコロナパンデミック初期にかなり打撃を受けたので州の名前もより知れ渡りましたね。幸運なことに親友の家族や友人は大丈夫だったようですが、ロックダウンはかなり堪えたみたい。
Bosco Verticale (ボスコ・ヴェルティカーレ:垂直の森)
Lyon Part-Dieu (パーデュー) 駅から高速列車と言う名の超遅い電車 (Lyon-Milan間はアルプスがあるため?かつ国境を超えるため?速度が遅かったり、国境検査抜き打ち検査があるのでバスでも電車でも変わらず6時間かかる!) に乗り、Milano Garibaldi駅に到着。
どうでもいいけど、Garibaldi (ガリバルディ) という名前はイタリアだけでなく、フランスでも地名 (駅名) でよく見る。イタリアの軍人さんの名前らしいですね。
とりあえず駅近くのジェラートで腹ごしらえをした後、駅周辺をぶらつく。
お目当ての一つがこれ。Bosco Verticale (Vertical Forest) と言う名のインパクト大な建物。ネットで色々な植物x建物を見ていて、いつか見てみたいなと思ったので嬉しい。
手掛けたのはStefano Boeriさんのグループで、2007-2014で建設されたらしい。
www.stefanoboeriarchitetti.net
800もの木が植えられていて、さらに15,000ものperennial (多年草)とカバープランツなどが使われているそう。お世話は年に一回"Flying Gardeners"と呼ばれるプロが行っているそうだ。
建物を植物で覆うことにより、日光の影響を和らげるだけでなく、湿度のコントロールやCO2や微細粒子の取り込み、O2の放出などの効果が得られるそう。
↓こちらは日本のデザイナー/建築家さん。オーストラリア。www.dezeen.com
このBosco Verticaleはマンションとして建てられたわけですが、気になるお値段は
€2500.000 !!! (160 sqm)
向きとか階とかでも値段は違うんだろうけど・・・
ほおお。
写真で見る限り内装はかなりシンプル。
いわゆる最近のマンションと言う感じでそこまでエキサイティングな感じには見えない。
(脱線) Brooklynの凄い植物ライフ
植物xアパートと言えば
ブルックリンに暮らす (Ithacaに移住計画中????) Summer Rayne Oakesさんをご存じですか?
↓YouTubeチャンネルもあるんですが、こちらの動画で初めて知りました。
なかなかぶっ飛んだ暮らしをされていますが、軸が凄いし、ファッション方面でもsustainableで賛同できる企業としか働かないなど行動されている意志の強さは尊敬。ニワトリのきっぴーがかわいい。
Duomo
さて、Milanoと言えば有名なDuomoは見ておきたい。
ヨーロッパに住み、だんだんと教会に見慣れてしまって感動が薄れてしまうけれど、
ミラノのものは確かに独特な見た目で新鮮だった。とても大きい!「ザ・ゴシック」という感じのデザイン。WWIIの間も、この大聖堂は避けるようにとの連合軍命令で戦火は免れたそうです。よかった。
この大聖堂、中に勿論入れますが、屋根の上にも登れてしまうのです!なぜか写真が見つからないけど、主尖塔を間近で見られることは多くはないですし、ミラノを一望出来てよかったです (見下ろすとまさに人がごみの様でした)。
Galleria Vittorio Emanuele
Milano大聖堂のすぐ近くにあるこちらのガレリア、ブティックも多く買い物も◎だし何より建築の美しさについ足を止めてしまう。
そして真ん中には↓こんなことをしている人が
このモザイク、よく見ると真ん中に牡牛が描かれているんですが、その股間部分にかかとをあててクルリとまわるといいことがあるとかないとか。
そんなおにーちゃんを横目に、ゴリゴリの理系三人組はブティックには目もくれず、服より団子なので腹ごしらえにイタリアのストリートフードpanzelotti (パンツェロッティ、小さな揚げカルツォーネのようなもの?) を頂きました。イタリアの足首裏当たりのプーリア州の伝統料理らしく、お店もプーリアから移り住んだ方が始めたそう。
凄く美味しかった~
後から知ったけど、ここ地元の人にもかなり人気で有名なお店らしい。
【Milanoぶらぶら街歩き】
ミラノ近郊出身の親友に全信頼を置いていた&ミラノ自体は特別興味があった街ではなかったので (失礼・・・友達が住んでいるので家族や友達と会うのが一番の目的だった) とくに私ももう一人のベルギー人も下調べなしに歩き回りました。
イタリア人友人「住んでるとさ、観光地わかんないんだよね、ぶっちゃけ」
なんていわれたり 笑
たしかにね、観光客のほうがよく知ってたり。私も東京の観光地わかんない。
三人全会一致で、地元よりLyonの観光案内のほうができるとの結論に至る。
でもやっぱりネイティブがいると気楽なもんです 笑
Castello Sforzesco (スフォルツェスコ城)
城そのものより周りのガーデンでくつろぐ私たち
運河沿い
そんなミラノ案内する気があまりないツアーガイドの親友がちょっと気合を入れなおしたのがこのエリア。ミラノはかつて運河で栄えたそうですが、その名残をみられる地域。今は多くのカフェレストランが軒を連ね、夕方以降はアペリティーヴォとよばれるドリンク+軽食 (軽食なレベルではないが) を楽しむ人であふれる。
イタリア人は夕食を食べるのが遅い (フランスも多くのレストランの開店は早くて18h。パリは違うかもしれないけど)。親友も普段一人の時は20-21hごろに食べるとか。
それまでイタリア人はいったい何をしているのかと言うと、
アペリティーヴォしてる
のが好きなんだそうだ。日本でいう帰りがけにちょっと一軒的な感じ?
私たちも案内人の友人と合流してアペリティーヴォをたしなむ。
これ、結構意味不明だけど羨ましいシステムで、食前酒 (アペリティーヴォ) を頼むと、軽食、店によってはビュッフェがついてくるというもの。恐ろしい破格 (€10~15だったきがする)。
そして美食のイタリア、食べ物はどれも美味しい。美味しすぎる。チーズ、オリーブなどは勿論、パスタやシャキュトリーも充実。デザートまでたくさんあった。
ミラノで人気なのはアペロール (Aperol) と呼ばれる毒々しいオレンジ色のリキュールをプロセッコと炭酸で割った「アペロスプリッツ」
これはLyonでもどの店にもあり、特に夏場はテラス席で半分くらいの人が飲むくらい人気なカクテル。うん、夏場がやっぱり美味しい。
Photo by Paul Hanaoka on Unsplash
甘めだけど、プロセッコで割っているのでそこまでんの甘ったるさはなくさわやか。
元々別に好きではないけれど、暑い時は特に無性に飲みたくなることがありました。あとはなんでしょう・・・記憶と結びついてて懐かしくて、今凄く飲みたいです。
いま記事を書くために久しぶりにじっくり思い出したけど
楽しかったな
コロナからたった一年前のこと
みんなの生活はどうなったんだろう
親友はたまにイタリアに帰れているようで
帰るたびに写真を送ってくれるが、去年のクリスマスは表立ってゆっくり会うことはできなかったよう (外でちょっと会うくらい)。
今またイースターで帰ってるようで (無事にフランスに戻れるといいけど)、今回は友達に会えるといいけど・・・
そういえば
イタリア人の親友含めみんな結構食べるわりにとてもスリム。
(アペロのときにイタリア人たちがお皿に盛ったヌテラの量に目が飛び出そうになった)
Photo by Pradeep Javedar on Unsplash
そしてやはり顔立ちがはっきりしていてみんな美男美人。
(研究所に客員できた60歳越えのあるアジア系教授はこの親友をみて「あなたはミケランジェロの彫刻のように綺麗なお顔ね」と言ったそうだ 笑)
Photo by Mateus Campos Felipe on Unsplash
羨ましい!
気付いたらかなり長くなってしまったので、肝心のイースター当日含めComo湖などメインの後半はまた後日。イタリアでまたゆっくりアペリティーボしたいなぁ。
そういえばミラノで見られる「最後の晩餐」は勿論見ていない。
これはちょっと見ておきたかった 笑
また行ったときのお楽しみ、かな。
【ワクチン予約】
コロナ前のこと書いてたら、すごく複雑な気持ち。早くコロナ収束しますように。
そういえば今日ワクチンの予約を取りました。J&Jのがあったから即決。
このサイトでは近所のWalgreensもavailableになってたけど、そこから飛んだHPではダウンタウンの方の店舗しか選べなかったわ。NYSのサイトよりもこっちのほうが断然情報多かったのでお勧めです。
近郊のWalgreensはJ&J一択でした。他は結構ファイザーかモデルナのみだったのでちょっと驚きました。
そういえば昨日はJ&Jのワクチン成分の一部を生産しているBaltimore工場でクロスコンタミが発生し、大量に破棄をしたことがニュースになっていました。とりあえず今流通しているものは大丈夫なようですが、なんてもったいない・・・。
ただ、出回る前、未然にわかってよかったです。
以下Walgreensの予約の取り方 (一部)
思ったよりも普通に予約取れて、よかった。
今すでに出まわっているJ&Jのものは品質に問題ないようです。
二回打つの嫌だったからJ&Jあって嬉しい。夫は今朝ファイザーを打ちました。
本当はもう少し様子見したかったんだけど、
四月に義実家による予定だし、周りのことを考えないとと思い、決断しました
【今日ラジオでよく聞いた単語】
2Avril2021
- derail, train crush
- vaccine hesitancy, vaccine nationalism, vaccine sharing
- updated regulation for domestic travel
- Uyghurs, genocide and crime against humanity
- allies
- racial-antiagonism
- NASA, virtual tour
- US job market
- surge
NASAのバーチャルツアーは面白そう。
そういえば、Louvre美術館も480000点もの美術品 (所有している全体の3/4にも及ぶらしい) をオンラインで公開するとのニュースもありました
私はLouvreは中身よりも建物が大好きですが笑、これは凄い!
コロナによってのマイナス面のほうが多いですが、いいことも結構あると思います。
まさにsilver liningですね。
それでは!
今日もここまで長い記事を読んでいただいてありがとうございました。
ブログランキングにも参加しています。よろしければ励みになりますのでクリックをお願いいたします。