Rue de Condé

都会から田舎へ -NY Finger Lakesでの生活-

Crossroads Café E25: Comings and Goings/結婚はsacrifice?/キャリア

こんにちは

今回もCrossroads Cafeからちょっと後半に飛んでいますがE25の内容で英語を学んでいきます。

Crossroads cafeはESLで使っている教材でおそらく製作は20-30年前なのでちょと時代を感じる部分は多いんですが、内容はとてもリアルなことも多くて考えさせられます。

今までの各エピソードの記事はこちら 

 

今回は結構いろんな意味でクライマックス。Jamalの人生における仕事・キャリアへの気持ちがわかりすぎて泣いてしまいました。

 

【本編から学ぶ英語】

Katherineは結婚を機に、Crossroads Cafeをやめて新たな人生を歩む決意をします。最後の出勤日の出来事を描くエピソードです。Kathelineだけでなく、Henry, Jamalのサブエピソードも並行して描かれています。

 

【やりたいことに向かっていくKatherineを見てJamalが言ったセリフに対して】

"Who knows what life has in store for us?"

⇒ in store (for someone/something)

(将来) 待ち構えて、ふりかかろうとして

 

【Katherineに新しいウェイトレスの採用を任せるときに言ったセリフ】

"Who better than you to find someone who is qualified to step into your shoes"

⇒ step/fill into your shoes

(主に仕事などで) 引き継ぐ、後任になる (take someone's place)

 

【音楽プロデューサーがHenryのバンドに対して言ったセリフ】

"Even I can carry a tune"

⇒ carry a tune

音を外さずにうまく歌う

tuneは音程、調子、曲などの意味があります。「fine tune (小さな改良・仕上げをしてより良くする)」という表現もCrossroads CafeのなかやKing of the Hillの中で出てきました。

 

【HenryがMr. BrashovにCafeを使わせてもらうことを頼むシーン】

"I'm in a jam"

⇒ be in a jam

困難な状況で助けが必要。jamはtraffic jamのようにstuckしている状況を表す意味にも使われることから、今回のような表現に使われます。

 

【チェスを中断せねばならず、Jessが去り際にいったセリフ】

"I'll hold you to it"

⇒ I'll hold you to it/that

約束だよ、その約束守ってね。I ('ll) remember your promiseとも言えます。

 

"I'm sure I'd get the hang of it very quickly"

⇒ get the hang of it

コツをつかむ、慣れる、習得する。そのうち慣れるよ、などという時にはYou'll get hang of itと言えます。またbe gettingと進行形にすると、「慣れてきた、コツをつかんできた」という意味になります。

 

【RosaがKatherineと話すシーン】

"Do you really believe I would put up with you if I didn't think it was good experience?"

⇒ put up with someone/something

我慢する。我慢できないは I can't put up with something, can't bear, have it, stand it, また、be patient, help, resist など様々な言い方がります。

put up withは色々なことに使えますが、特にじっと (嫌なことや意に反することに) 我慢して耐えるというようなニュアンス。bearstand主に嫌なことに対して使われるのに対し、can't help/resist ~ingは (もちろん場合によりますが) 好きなことを我慢できないなどに使われることが多いです。また、感情や生理現象を我慢するときにはholdという動詞がよく使われている気がします。

 

【Culture Clipから】

母国から他の国へ移住した移民にとって、人生の時々でキャリアや家族の事情で祖国に帰るべきか、留まるべきかという悩みに当たることは少なくないですよね。ただ、母国に戻ることないまま長いこと海外にいると、まるで浦島太郎のような気持にもなりますね (最近は変化が激しくて、1, 2年離れただけでも戻ったとき不思議な気になる・・・)。今回はその点についてアメリカ移民への短いインタビューをしています。

"I feel too alienated from the cultre right now"

⇒ alienated

疎外された、孤立した、遠ざけられた。alienは外国人、異邦人 (カミュの『異邦人』は英語圏ではThe Stranger, フランス元題はL'Etranger)、宇宙人という意味ですね。エイリアンと日本語にもなっていますね (日本語では宇宙人との意味合いが主ですし、英語でも普段の会話では外国人という意味よりも宇宙人としてのほうが使われると思います)

アメリカではビザ申請の際にはA-numberという外国人に対しての番号があてられます。公式な文書などではforeignerではなく、alienを使うようです。

 

日本語を話すフランス人友人は、日本人が「外人」という言葉を使うのが凄く嫌だと言っていました。なんだかとても冷たい感じがするとのことでした。それ以来私はなるべく (少なくとも彼の前では) 他の言葉に言い換えて言うようにしていますが、この英語のalienは私にとってなんだか冷たく聞こえる単語です。foreignerは個人的にはニュートラルに感じますが、alienはなんだか寂しいのです。文語だからでしょうか。それとも宇宙人と同語だからでしょうか。

 

【学業と結婚とキャリア】

今回は本当に深いエピソードでした。特に、個人的にはJamalと妻Hassanのシーンがもうつらい。

Jamalはエジプト1のエンジニアスクールを卒業し、エンジニアとしてのキャリアを積んでいましたが渡米後はhandy man。Mr. Brashovに恩を感じ、人としても好きなので今の仕事をしていますが、果たしてそれは自分にとって幸せと言えるのだろうかと常に心に引っかかっています。一方、妻はアメリカでやりたい仕事につき、充実したワークライフを送っています。エジプトから昔の友人がアメリカに来た際に、Jamalにエジプトに戻ってチーフエンジニアとして一緒に働かないかと誘われ、Jamalは大きく心を揺さぶられます・・・

 

結婚をすると、お互い何かしら我慢をしなくてはなりません。それは他人と生活をするうえで必要なことです。ただし、そのバランスが偏りすぎていると、どちらかまたは双方とも幸せではなくなってしまいます。その中でも大きな要因となるものでおそらく多くの人が経験したことがあるのは仕事やキャリアではないでしょうか。

 

好きな人と一緒になるために、片方 -多くは女性- がキャリアをあきらめることは未だに珍しいことではないと思います。勿論、世の中には多くのoptionがあって、自分の可能性を見直し、広げるチャンスでもあるともいます。

 

アメリカに来て、いまだに私は時々キャリアについて考えてしまいます。

今までまっすぐ進んできた道が急に途切れる。とても不安で、とても悲しくて、とても怖い。何年も考えて自分で決断したことだけれど、正直未だに未練があります。ただ同時に、アカデミアで常に不安で苦しかったので、どこかほっとしている自分もいます。

 

これは個人的な意見ですが・・・アメリカでは人生のルールが日本よりも少なく自由に感じるのも確かです。日本も変わってきているかもしれないけれど、アメリカでは一つの企業への忠誠が必ずしも正しいわけではないし、副業も普通、季節労働で空いた時間に好きなことをする人生もあり、ギャップもある、働いた後に学校に戻る人も多い・・・アメリカンドリームは一昔前のことかもしれませんが、アメリカでなら何でも挑戦したもの勝ち、挑戦したい人に後ろ指を指す文化ではなく、門戸は広い。そんな気もします。ある意味チャンスだと。まだまだ気持ちの揺れは大きいですが、渡米当初よりはポジティブに考えて「アメリカの田舎だからこそできること」に目を向けるようになれてきてもいます。

 

私はよく義父母に「(私は大好きなフランス、母国、特定の研究分野でのキャリアに対して) sacrificeをして、アメリカにわたってきた。決断してくれてありがとう」と言われることがあります。他の人からSacrificeと言われると、なんだか違和感を感じるのも確かです。なんだか惨めに聞こえて、「そんなことない」と思ってしまう。Sacrificeという言葉をどのような重さで受け止めるかは人それぞれだと思いますが、私はなるべくこの単語は頭に浮かべないようにしています。

 

 

 

なんだか何が言いたいか分からないですが (いつもか 笑)、日本を離れ、それまでのキャリアを離れたみなさんはどんなことを感じたのでしょうか。

 

 

 

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