Rue de Condé

都会から田舎へ -NY Finger Lakesでの生活-

BEING ELMO -A PUPPETEER'S JOURNEY- 1/3

先日図書館で借りたDVDを観ました。タイトルは"BEING ELMO"

世界中の子供から愛されるキャラクター、ELMO。一方で、ELMOに命を吹き込む人物 -Kevin Clash- を知る人はそう多くはないだろう。

これはKevinがpuppeteerになるまでの道のり、現在のELMOを生み出すまで、また、将来のKevin達をサポートする現在まで、本人や家族、多くの仲間へのインタビューを交えたドキュメンタリーです。

 

とても愛にあふれていて、思わず微笑み時に目に熱いものがこみ上げる、素晴らしいfilmでした。いつも通り英語表現をメインにメモしますが、touchingな言葉も残していきたいと思います。Netflixにもありましたので、是非。

 

 

【初めのインタビューシーン】

"It's very nerve-racking to act as myself"

⇒ nerve-racking

ストレスに感じる、不安を感じる、イライラする

同映画で中盤でも"to actually go alone (to the workshop) was nerve-racking" というセリフがありました。これらの場合ではイライラよりも、ものすごく緊張とかそういう意味合い。似たような表現でnervous breakdownというのもあります。

 

"It may be presumptuous of me to say that that's ELMO, it's certainly is Kevin" 

⇒ presumptuous

でしゃばりな、おこがましい、僭越な、厚かましい 

初めて見た単語でした!舌噛みそう・・・よく見ると動詞presume ((ある程度の根拠をもって) 推測する) の形容詞版ということが分かります。動詞にはネガティブなイメージはないように思うのですが、形容詞として使うとちょっとニュアンスが違うんですね。

 

"He's most comfortable in his skin when he is ELMO"

⇒ confortable in one's (own) skin

なんとなく意味が分かるからきちんと調べたことがなかったのですが、想像通りの感じで 「ありのままの(人)で心地よい、ありのままの(人)で満足している」

 

【初めてTVでSesame Streetを観た時のことを語るシーン】 

Sesame StreetはKevinにとってとても衝撃的な番組だったようで似たような表現で冬至の興奮を話しています。

"Just as soon as it came on, I was glued. That was it."

⇒ be glued

 "I was just magnetized to these characters"

 ⇒ be magnetized to

glueやmagnetからこれもイメージしやすいですね。「魅了される、くぎ付けになる」 

 

【地元BaltimoreのTVプロデューサーStuに見初められ、オーディションを受ける】

"On the day of audition, the Clash housefold was bustling with activity"

⇒ bustling (with activity)

騒がしい、にぎやかな、活気のある

 

"(オファーを受けて) I remember this tingling sensation"

⇒ tingling

ゾクゾクとした快感

tingling自体にはチクチクなどの意味もあるようなのですが、ここは未来への大きな一歩を実現した瞬間のこれからどうなっていくんだろうというワクワク、ハラハラ、ドキドキ、そんな晴れ渡るような心地よい意味が合うかと思いました。

 

【マペットのつくり方に苦戦するところからKermitを訪問するシーン】

"It stumped me"

⇒ stump someone, have/get someone stumped

(問題や疑問が) 難しすぎて解決できない/答えることができない、答えが見当たらない 

 

"I really would love to try to get ahold of Kermit Love"

⇒ get ahold of, get a hold of, get hold of (someone)

 (人) にコンタクトを初めてとる (=reach, contact, communicate)

of + something の時は、~を得る (something = 物)、~を理解する (something = ideaとかコンセプト、考え方)

 

"(当時を回顧して母親) He was really...a wonderful grandfather figure"

父親はKermitのことをmother henのようにKevinをサポートしてくれたとも表現しています。

 ⇒ (role) figure

(まるで理想の) (role) のような存在

Kermit氏はKevin少年をとても温かく迎え入れ、多くのことを教えてくれた方でした。mother henは母親鳥、鶏やカモなど鳥のお母さんは雛たちをその大きな翼の下に大切にかくまいます。その様子から来た表現なのでしょうが、とても温かみがあってなんだか素敵ですね。

 

長くなってきたので (また、タグ数も限られているので)

"BEING ELMO -A PUPPETEER'S JOURNEY- 2/2" に続きます。 

tikitikis.hatenablog.com

 

 

長文にお付き合いいただきありがとうございました。 

 

【おまけメモ:would】

日本にいた時にはよく使う場面が分からなかった"would". 丁寧なニュアンスかな~?くらいの知識しかありませんでした (Would you mind~?とかI'd like to~とか、would you?とか・・・)。が、日常会話ではほかの用法でかなりよく耳にします。

- 仮定でのwould

"What would you do if *** ?" とか"Would you try (すごい変な食べ物とか体験とか) ?"

割と現実味が低いことや、今現在ではないけどもしかしたら将来こんなことあるかも、みたいなことに対してwouldを使います。

そして、この映画でもかなり頻繁に使われた用法が

- 過去の習慣を表すwould

よく~していた、いつも~していた。という意味で使う (=used to)

これ、多分中高で習ったと思うんですけど、すっかり忘れてたんですね。

でも、会話の中で結構使われていて、どちらかというと私はused toよりもこっちを聞く気がしますがどうなんでしょうか? used toよりも若干 (本当に若干ですが) 短し省略もできるので、こちらのほうが使われるのでしょうか。

wouldという単語、英語という科目の中だと、私の中ではサブキャラ (?) だったのですが、とても使える単語だなとしみじみ思います。