Rue de Condé

都会から田舎へ -NY Finger Lakesでの生活-

NYSで薬剤師になる?: まず必要なこと (2021年6月情報)

こんにちは

今回は、NY州で薬剤師になるための下準備についてです。

まだ悩み中ですが、薬局で働くようになったので

前よりも真剣に検討し始めました。 

 

 

【NYSの条件確認】

医師や薬剤師など医療系にとどまらず

様々な専門職 (licensed profession) では資格が必要です。

NYSの資格のいる専門職の情報サイト

薬剤師について 

【資格を取るための資格】

変な日本語ですが

日本でも例えば「文科省の定めた6年制の大学を修了し、かつ~」みたいな条件ありますよね。

NYSの場合の条件


必要なもの・・・

NYSで薬剤師になるためには

  • be of good moral character;
  • be at least 21 years of age; and
  • meet education, examination, and experience requirements

が必要だそうです。

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記憶力は低下する一方なので,、勉強するなら早めか? 笑

Photo by Siora Photography on Unsplash

 

登録料

薬剤師になるための手続きには

The fee for licensure is $339.

The fee for a limited (intern) permit is $70 (the limited permit fee is not refundable).

のお金がかかります。

日本の登録料は遥か?昔で忘れましたが、きっと同じくらい・・・?

limited permitでインターン (臨床実習) ができるらしい。

limitedにもお金かかるなんて (日本は大学在学中の実習はお金かかりません、他の場合は分からないんですが・・・)!!

 

必要となる教育

To meet the professional education requirements for licensure as a pharmacist, you must have:

  1. completed a program in pharmacy leading to a bachelor's degree or higher from a pharmacy program accredited by the Accreditation Council for Pharmacy Education (ACPE)

    Proof of Education

    Upon graduation, you must request a Form 2 or an official transcript with degree and conferral date be sent directly to the Office of the Professions at the address on the form.

    OR,

アメリカで大学一年生からやる (又は編入で卒業する)。

(後述しますが、日本の4年制時代の薬剤師 (2005年までの大学入学、または2006年以降入学で4年制学科) で、修士に行っていない場合はこれ一択)

 

  1. graduated from a pharmacy program accredited by the Canadian Council for Accreditation of Pharmacy Programs (CCAPP): カナダの薬剤師の場合なので割愛

    OR,

カナダの場合 (しかも昔) なので関係なし

 

  1. completed a pharmacy program that is not accredited by ACPE or CCAPP, and:

    1. have completed a program in pharmacy leading to a degree, diploma or certificate in pharmacy (at the level of a bachelor's degree or its equivalent) recognized by the appropriate civil authorities of the jurisdiction in which the school is located as meeting the education requirements for entry into practice in that jurisdiction.

      AND,

    2. have Foreign Pharmacy Graduate Examination Committee (FPGEC) certification by the National Association of Boards of Pharmacy (NABP).

       

      AND,

    3. the New York State Education Department must determine that the non-accredited pharmacy program meets the following preprofessional and professional study requirements:

      1. Preprofessional Study 生化とか物理とかの基礎科目 (略)
      2. Professional Study 解剖学とか病態額とか免疫学とか医療系専門や薬学専門 (略)
      3. Additionally, the coursework in the clinical sciences content area must include an appropriate mix of clinical experiences in community and institutional pharmacies and in appropriate inpatient and outpatient settings.

    Proof of Education

    Send Form 2 to your school and ask that they complete and return it with an official transcript directly to the Office of the Professions at the address on the form.

こちらは大学に入りなおさずに、特別な試験を受けて薬剤師資格試験受験資格 (ややこしいw) を得るもの。

 

nabp.pharmacy

↓ 2021年現在の受験要綱

https://nabp.pharmacy/wp-content/uploads/2019/02/FPGEC-Application-Bulletin-2021.pdf

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アナログ環境じゃないと集中できない人です✋ (パソコンもスマホもNG)

Photo by Kyle Gregory Devaras on Unsplash

 

2021年現在のFPGEE受験料は$650

(一度不合格になり、受けなおしの場合は$750・・・絶対落ちたくない 笑)

 

ただし、日本の4年制時に薬剤師免許を取っている方は、そもそも受験資格がない場合があります。(学部4+修士2年を行っている場合はeligible?要問い合わせな様子)

 

↓ こちらでチェック。一機関につき$30。

www.ece.org

自分にもsealedコピーをもらうこともできます。

 

日本の大学院を修了したときに、大学でsealedの成績証明書・修了証明書 (英語) を発行してもらってるのですが、その場合はそれを送ればいのでは?なんて思ってしまうけど・・・それでOKなのか、問い合わせしてみようと思います。

 

  

こちらのFPGEEを受けるパターンは時間もお金も少なく済みそうですが

非英語圏の場合はこちらを受ける場合にTOEFL iBTのスコアが必要。

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各セクション30点満点?

私TOEFLは大学院の時にたまたま、大学が試験運用のTOEFL授業の体験&assignmentをする代わりに受験料払いますキャンペーン (長い) で一回だけ受けたんですが


なんか超疲れた&テストセンターでスピーキング凄い嫌だった

 

というネガティブイメージしかなくて

 

もう絶対一生うけないぞ★ (7, 8年前の誓い。ずっと破られていなかった)

 

と思っていたんですが

 

どちらにしても、不可避なようです・・・号泣

(今は自宅でも受けられるようですが?)

 

合計点じゃなくて、各セクションの足きりがあるのが厳しい。

 

【まとめ】 

 日本 (や他の国※) の薬剤師がアメリカの薬剤師試験受験資格を得るためには、大きく二つの方法がある。

(※カナダなどは異なる取り決めがあるよう)

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Heidelbergは薬学で有名

Photo by Roman Kraft on Unsplash

①大学に行く (編入を想定)

※日本の四年制薬剤師 (2005年までの入学) で大学院に行っていない場合はこの選択肢一択

メリット
  • 実習先の心配がなさそう ←これ地味に大事
  • 最新の情報を学べる ←情報は大事だし、私が資格を取ったとき以降でかなり薬も増えたり、色々変わっているハズ・・・
  • 友達・知り合いができる
  • (ビザが必要な場合) 学生ビザがとれる?
デメリット
  • 時間がかかる (どれくらいトランスファー出来るかにもよるが、最短3年?)
  • お金がかかる (大学の授業料の補助はかなり色々あるけど)

大学、実習先の意味ではかなり魅力なんだけど

正直既に6年も大学で勉強漬けして、さらに4年院に行った身からすると

 

もう・・・ごっつあんです✋

 

という感じ 笑 

教科書とかもバカ高いしね・・・

イサカには薬学部がないので、

近くて車で一時間のビンガムトンとか。

出来れば避けたいなぁ

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どっちがいいのかなぁ

Photo by Roman Kraft on Unsplash

②FPGEEを受ける

※2006年以降に6年制学科に入学した場合、又は4年制で大学院に進み、必要単位を修了している場合 (いづれにせよFPGECに条件を満たしていることが認められないといけない)。正直、6年制の授業と4年制の授業では単位数が全く違う、かつ医療・臨床系の科目が4年制にはほとんどない-大学院に行ったとしても、積極的に履修しない限り無い- ので、個人の印象では4+2でも厳しそうな気がしますが、わかりません笑)

メリット
  • 大学に行きなおすより早い (はず・・・)
  • 安い ←TOEFL含めすべて一発ですめば10万前後かかっても20~30万か?
  • 仕事をしながらでも準備できる (論理的には)
デメリット
  • 実習先を自分で確保しなくてはならない ←かなり大事。
  • 意志・モチベーションが問題 
  • ビザやGCがない場合は厳しい

実習先の確保については、インターンと言う形になるので、ビザの問題も出てきます。

実習までは恐らく自国で準備できると思うんですが、実習はアメリカなので、もし「米国で薬剤師になること」がアメリカに住む目的?の場合、かなり厳しい気がします。

(どんなパターンだよって思ったんだけど、某皇族のフィアンセ候補の人がいたわ。しかも彼日本の免許ないのよね 笑 ある意味尊敬なメンタル&いろんな優遇でいいっすね 彼は学生ビザなんだろうけど・・・)。

日本に住む限り、米国薬剤師の資格を持つ理由はほぼ皆無かと思います。

日本同様アメリカもアホな薬学部乱立で薬剤師過剰時代らしいので、厳しい~

 

【独り言: 本当に資格が欲しいか】

まだ100%決意はしていないし

研究もやはり続けたいんですが

 

日本にいた時同様、

「やっぱり何があるか分かんないし薬剤師の資格は持っておきたい」

と思い、準備をしようとおもっています。

 

正直今まで色々不安なく挑戦できたのは

薬剤師と言う資格があったことが精神的に大きい

アメリカでもやっぱり色々やりたいと思うと

大きな心の支えは欲しいです 

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アメリカだと薬局の役割はかなり大きい

Photo by Jakayla Toney on Unsplash

 

そんな言い方すると薬剤師さんに失礼かもしれませんが

薬剤師は勿論本当に興味のある職業ではあり (じゃなかったら6年も勉強せん)

病院実習したときは「薬剤師やっぱり素敵だな」ってなったので

より薬剤師の立場が認識されているアメリカで

資格を取り働くことは興味ある。

 

一方で、基礎研究も続けたい・・・

(大学病院の薬剤師さんとかは日本でも研究されていますよね)

 

受験資格を得るまでの道のりも、なんとなく一筋縄ではいかなさそうなので

とりあえずPharm Techで英語力のブラッシュアップや知識の取戻しをして、

半年とか一年くらいしたら見てみようかな・・・

 

お金も時間も労力も半端ではないので

今時点で「絶対に薬剤師になりたい」

と自信をもって言えるわけでもないので

悩みどころですが

(国試勉強、丸一日勉強を二カ月弱だったので、英語でそれをもう一度と思うと・・・本当に私の脳みそちゃんがもう一回できるか不安 笑)

 

薬局の薬剤師さんとかに色々聞いて

じっくり考えようと思います。

 

なんか、何もしてなかったわけではないけど

こうやってみると

もっと暇なときに色々やればよかったなんて思います 笑

でも、なにか忙しくなってくる感じは嬉しいですね

 

 

半分独り言になってしまいましたが

研究系就活を続けつつ、

薬局で働きつつ、

自分のキャリア、何をしていきたいかを

家族のことも考えながら

決めていこうと思います。 

 

 

ここまで読んでいただきありがとうございました。

 

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