Rue de Condé

都会から田舎へ -NY Finger Lakesでの生活-

アメリカ (NY) の薬局 : 【ブースターショットに関するアップデート】

こんにちは
 
日本の (退役) 薬剤師/アメリカ薬局テクニシャンな私が
最近気になっていたニュース
ブースターショットの行方・・・
多くの方 (特に高齢の方) も気になっていたニュースと思います。
 
NYの実際の薬局の現状も含めて取り急ぎ('◇')ゞ
 
薬局、本当に沢山質問が来てます(;´∀`) 

【八月中旬から開始されたブースターショット】

www.fda.govこちらは、immuno compromised (免疫不全、免疫低下) の方のみの対象で65歳以上であっても、薬局ではお断りしていました。

【多くの人がブースター接種可能となるはずだったが】

9月中下旬に新たな情報が加わり,ブースターショットが多くの人 (16歳以上) に可能となる見込みでしたが

しばし様子見
 
と、なりそうです。
 
(FDAの公式見解は来週の頭ごろまでには発表される予定で、まだ公式発表ではありません!)
 

有識者会議のコメント (NY Timesより引用)

というのも、科学的に判断するのに十分な根拠がない、必要性を示すほどの十分なデータがない、などの理由で有識者パネルが、16歳以上という人口の大半を占める対象に対してストップサインを示したから。

Committee members appeared dismissive of the argument that the general population needed booster shots, saying the data from Pfizer and elsewhere still seemed to show two shots protected against severe disease or hospitalization and did not prove a third shot would stem the spread of infection. Some also criticized a lack of data that an additional injection would be safe for younger people.

www.nytimes.com

ただし、今回の有識者会議では
「ハイリスク」な人に対しては打つべきだ、との少しボヤっとした感じも。

Depending on how “at high risk” is defined, tens of millions of Americans could conceivably wind up eligible for additional shots of the Pfizer vaccine.

 

ただ、今回の有識者会議ではハイリスクには65歳以上や、教師を含む「職業的なハイリスク集団」も考慮されるべきだとの見解を示していて、今後薬局でもそれらの集団の受け入れにシフトするのかなぁ・・・なんて思います。

the panel unanimously embraced a fallback position to limit additional shots to older adults and others at high risk of severe Covid illness. Then, after an informal poll pushed by a senior F.D.A. official, committee members specified that health care workers, emergency responders and others whose jobs put them at special risk should also be eligible for the booster shots. The official — Dr. Peter Marks, who oversees the F.D.A.’s vaccine division — said the at-risk group would also include teachers.

二回目の接種から8カ月というボーダーが残るのなら、まだ対象集団はすぐには増えなさそうですが・・・

 

有識者会議の決定を飲む義務はないが

FDAはこれらの判断をした科学者など識者パネルのいう事を聞く義務はありませんが、大抵の場合は受け入れているようですし(素晴らしい)、歴史的にもかなり慎重な判断体制なので、科学的根拠をきちんと待ちたいということになりそうです。
 

【そもそもブースターショットとは】

アメリカでは今のところ二回または三回目は基本的に一回目と同じ会社(ワクチン自体も全く同じ)のものを打つことになっています。(今のところ、ブースターも物としては同じです。)
 

NYの薬局の現状

上にも書いた通り、私の働く薬局では
数週間前からブースター接種を免疫不全の方に限り行なっています
(65歳以上であっても、免疫不全出ない場合は現在は受け付けません)
※免疫不全として、免疫抑制剤 (または免疫抑制作用のある薬) を服用している、がん治療を受けているなどの条件
 
最近は今季のインフルエンザワクチンの接種もはじまり、すでにかなりの人がなんらかのワクチンを求めて来ていた&大学のセメスターが始まり、多くのノンローカル(留学生含め)の学生がワクチンを求めてきていたので、ブースターが広範囲に適用になったら薬局の業務崩壊する😱😱😱とハラハラしていたので
 
正直ホッとしてます、、。
 
でも、沢山の人がブースターのこと聞きに来るんだろうなあ、、、
 
 
そして、まだまだ沢山一回目の接種の受付をしていますが、
一回目をこれから打つってことは
今はまだ打ってないてことよね、、、😱こんなにまだ居るの?
と、ビビります。
大学関係の学生が殆どだけど、、、
 
NY timesの記事でもあったんですが

“We all agree that if we really want to impact this pandemic, we need to vaccinate the unvaccinated,” 

ほんとそれよ。

 
 
仕切りもあるし
ほとんどの人はマスクしてるけど
普通に数分間は割と近い距離で話すし
デルタは感染しやすいので
こりゃ、感染してもおかしくないわ🤚って思います
 
薬剤師はさらに近距離で接種するわけで
リスク高いよねえ〜
 
まぁアメリカ国外では国によってワクチン接種率というかアベイラビリティが違うので
打ちたくても打てなかった人が多いかもですが
 
ホント、ブースターよりも接種率を上げるほうが
人口全体で、少なくとも死や重症化のリスクは減らせるわけで。
 
 
薬局もバタバタだけど
メディカルセンターとかの職員さんは本当に大変だろうな・・・
頭が下がります。
 

【他のNY薬局関連記事】

日本の薬剤師が見る、アメリカの薬局。

主に日本との違いなどについて書いてます。

色々違いすぎてネタが付きません・・・

興味がある方は是非★

 

また、アメリカ (NY) で薬剤師になるかどうか悩み中なのですが、それらについても。

 


 

では今日はこの辺で。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

 

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