こんにちは
先日ついに毎日見続けていたアメリカの人気ドラマシリーズ全5シーズン+映画版を見終えました!
達 成 感
このドラマは凄く評価が高くて
かなり有名 (海外ドラマ好きの人からしたら「え?今更??」かも 笑) なんですが
夫も観たことがなかったようなので満を持して・・・
【Breaking Bad】
観たのはこちらBreaking Bad
邦題も確か同じでブレイキング・バッドだったと思います。
Netflixで全シーズン観られましたよ (2021年9月現在)
映画版やスピンオフもNetflixで観れます
あらすじ (Wikipediaから拝借・編集)
天才化学者ウォルターは、人生に敗れ、50歳になる現在、心ならずも高校の化学教師の職に就いている。妊娠中の妻、脳性麻痺の息子、多額の住宅ローンを抱え、家計にはゆとりがない。ある日手術不可の肺癌と診断され、多額の金が必要になる。
ウォルターはメタンフェタミン(通称メス)の製造・販売に望みをかける。麻薬取引については何も知らず、元教え子の売人ジェシーを相棒にして、家族に秘密でビジネスを開始。卓越した化学知識によって、彼は高純度のクリスタル・メスを開発する。
ビジネスにおいても家庭においても逐次発生する危険なトラブル。大物ドラッグ・ディーラーとの提携・対立。必要悪を謳いながら、ウォルターは実際に悪に染まり、要求内容にも実現手段にも益々節度がなくなっていく。
やがて〈麻薬王〉にまでのし上がり、巨万の富を築き上げるが、その過程で為した諸行為および彼自身の人格変化は、愛する家族を、愛する相棒を、償い得ぬほどに害していた。
一言でいうと、
「プライドがエベレスト級に高い末期がんのジジイのエゴのせいで、周りの人間が死んでいく」ドラマです (雑
Photo by Julia Karnavusha on Unsplash
これ、家庭内の立場やジェンダーで感じ方が変わるかもしれないけど
ここまでイライラする主人公なかなかいないw
ってくらい
毎回毎回「お前さえ○○ば・・・」ってなったわ
それでもね、最後まで見ちゃうんですよ。演技かなりいい。
登場人物
White家
Walter (Walt) White:
主人公。まじでエゴとプライドの塊 (指摘されるシーンもありw)
ノーベル化学賞に貢献するほどの化学者だったが、高校教師をしている。良くも悪くも頭が凄くいい。級友と会社を設立するが離脱。
地味目な主人公と思いきや、怒りのコントロール能力がほぼ皆無で、すぐキレる 。
嘘を嘘で塗り固めるのを見続けるのはなかなか気分・居心地が悪いです。
話が進むにつれて表情がやばくなってくる、役者さんの演技凄い。
ほぼ感情移入できないけど
最後の方で「楽しかったんだ」というようなことを言うシーンがあるんですが
ここは結構グッときました。
Waltはかなり才能があって、PhDもあって化学者としてのキャリアを進むべきだった・・・進みたかった。でも高校で化学を教えている (no offenceだけど、over ver over qualifyです・・・。それにfirst choiceではない)。大学の同級生はみんな大学で務めていたり、成功を収めている。自分の能力を活かすこと、したいですよね。
比べるのはおこがましいけど、
私は自分の能力不足だけど、
PhDあってポスドクもしたけど今は研究から離れてて、自分のパッションではない仕事をただしている。給料も良くない。
なんかわかるなぁって思っちゃった。結局自分の努力不足だけど、でもそれだけじゃない、生活もある。
家族のため、違法だけど、・・・なんて色々あるけど、結局Waltは自分の能力を発揮できて、プライドも満たせたこの時間が楽しかった。
いや、結局自己中おやじだけど、その部分はなんか共感?した。
Photo by Felipe Ponce on Unsplash
Skyler White:
主人公の妻。Waltより結構年下。なれそめ不明、なんでWalt好きになったのかマジで謎。シーズン1,2あたりでは妊娠中。
小説家を夢見ている (話を作り上げるのがうまかったりする)。会計・経理部門で働いていたが退職。シーズン途中で家計のために元の仕事に戻るが・・・
かなり気が強く、正義感も強かったが・・・
頭の回転が速かったり、たまにポンコツだったりする。イライラするキャラだけど、それでもWaltよりはましだと個人的には思う。でもやっぱ屑。
Walt Jr -Flynn- White:
WaltとSkylerの息子。脳性麻痺。Waltの勤める高校に通う。
めっちゃいい子。あの父母からどうやってこんないい子に育ったのか謎
親戚 (Schlader家)
Marie:
Skylerの妹でかなり強烈なキャラなんだけど、嫌いになれないw
放射線技師。ストレスで万引き癖がある。
イラっとすることも多いけど、個人的には(相対的に)まともなほうだと思う。
Hank:
DEAに勤めるMarieの夫。冗談を言うのが好きなeasy-going系かと思いきや、結構頭がキレる正義感の強いおっちゃん。
エルパソでの経験 (視聴者側も結構ショッキング) でPTSD状態となりパニックアタックに苦しむ。あぁHank。
キーになる人たち
Photo by Steven Weeks on Unsplash
Jessi Pinkman:
高校時代Waltの生徒。道を踏み外してストリートでドラッグ売買をして暮らす。
Waltのメスづくりから色々巻き込まれて災難にあいまくる。
バカすぎてイラつくこともあるけど、根はめっちゃピュアで実はいいお家の出身。
映画版はJessiのその後を描いたもの。
El Camino (映画版)
Gustav (Gus) Fring:
表の顔はチキンのお店のオーナーで、DEAや社会貢献にも幅広く参加。
実はドラックディーラーで、メキシコのカーテルと複雑なつながりがある。凄く優しそうだけど、凄く冷酷で結構やばい。
(スピンオフ版でより詳細に描かれる)
演技がいい。
Photo by Felipe Ponce on Unsplash
Mike:
最強おやじ。完ぺきな殺し屋だし何でもできる。
孫を溺愛。一番頭いいんじゃない?
Mikeファン絶対多いと思う。一番まとも??なキャラ
MikeとSaulやGusとの関係はスピンオフ編で!
Saul Goodman:
弁護士。ぱっと見怪しいが、やっぱり怪しい。
口から生まれたような感じで、巧みな話術。
キャラが良くて、ドラマの緩衝的な位置づけ感もありw
Saulをメインにしたスピンオフ "Better Call Saul " は必見
(Saul Goodmanの名前の由来?も明らかに 笑)
【Breaking Badの魅力】
胸糞悪い主人公にもかかわらず、
シーズン5まであるにもかかわらず
減速せず、飽きずに最後まで観ました。
まずは脚本・演技が良いんですね~展開が読み切れないです!
善と悪が分からなくなる
完全に悪い人ってなかなかいないと思うんだけど
どのキャラクターも、良いひとじゃんと思ったら実はかなり屑だったり
かなり嫌なキャラかと思いきや実はいい人だったり
なかなかキャラづくりが深い。
ひとりひとりの背景、過去が結構繋がったりして面白い。
The Wireもそうだったなぁ
リード部分が良い
毎回最初の数分にある突発的に入ってくるシーンがあるんですけど
これがなかなかキーになっていたりして、構成が面白いです
色の使い方
色も面白いです。Marieは紫、Skylerは青が多かったり、全体的に緑もポイント。
音楽が良い
音楽がかなり多用されているんですが、チョイスが一々いいです。
特にS1E1の序盤のTamacun (Rodrigo Y Gabriela) は夫が大好きなアーティストで、私もこの曲は大好きなので上がった!
↓ 他にもBraking Badで用いられた曲全部のリストがこちら!
Breaking Bad Soundtrack - Complete List of Songs | WhatSong
アルバカーキ
そして、舞台はアメリカ南西部のアルバカーキ
大分前にちょっと住んでいたアリゾナとも似た雰囲気の「砂漠」感が
何ともよかったです。
だだっ広い、砂漠と岩みたいな山?とサボテンの様な植物しかない土地が多く使われるんですが、本当にアメリカの南西部ってあんな感じw
・・・といっても私はニューメキシコ州自体は行ったことないんですが・・・
【他の海外おススメドラマ等はこちら】
いや~やっぱりThe WIREは鉄板ですけど (くどい)・・・
ミステリー系は観るのが止まらなくなる!
アメリカの作品は評価が高いものはやっぱりクオリティが高いですよね。
銃が絶対出てくるのが嫌なんだけど・・・
【結論】
Braking Badはかなり胸くそ悪くなるけど観始めると止まらなくなる作品。
「ドラッグ、ダメ絶対」
アメリカのドラッグの闇、医療の闇、色んな闇が見えるドラマでした。
今はスピンオフのやつの最終シリーズ!
かなり面白いです。これ見終わったら喪失感半端なさそう・・・
では今日はこの辺で。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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