Rue de Condé

都会から田舎へ -NY Finger Lakesでの生活-

こんな時だけどロシア映画を観てきた

こんにちは

 

こんな時ですが

先日ロシアの映画を観てきました

 

フィンランド人とロシア人の物語。

 

それに関連して、数カ月前に見たこれまた全編ロシア語の映画が

とても良かったので一緒に紹介します。

 

【Compartment No.6】

フィンランドの同名小説 (2011) を基に映画化されたこの作品

フィンランドとロシアの共同制作作品です

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モスクワで大学に通うフィンランド人のLauraは、10000年以上昔に書かれたと言われている岩上の絵の群、ペテログリフをこの目で見るために一人で列車に乗り北極圏の港町ムルマンスクへと旅に出る。

 

本当は愛するパートナーであるイリーナと一緒に来るはずだったがドタキャンされる

 

哀惜のコンパートメントでは超酔っ払いのロシア人青年Lyokhaに絡まれるが・・・ 

 

後ろで見ていたおばさんたちは終わった後

「ちょっとインディー過ぎる」

とかいってたけど

 

私は凄く好きでした。

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Lyokhaめちゃいいヤツやん・・・

ロマンスじゃないし

最後の伏線回収もサラッとしていて良かった

 

ブッっと噴き出す場面も多く面白かったし

私ロシア人は友達いないからわかんないですけど

なんとなく「あーロシア人ってこういうイメージある 笑」

っていうかんじ

 

みるみるLyokhaに虜になります。

キャラクター強すぎw

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SONY Picture公式からお借りしました

演技が素晴らしく、引き込まれました。

 

逆にIrena (Lauraのパートナー) はマジないわ~ってかんじ。

 

おススメ!

www.sonyclassics.com

 

【あの黒澤明がロシア映画?】

Akira Kurosawaといえば

世界でも多くのファンをもつ日本映画の巨匠

 

私は実は夫と付き合うまで恥ずかしながら見たことなかったんですが

今は結構有名どころは観たかな~とおもいます

 

普通に好きだし、『生きる』とか『わが青春に悔いなし』とか好きなんですが

それらを超えて良かったなぁと思うのがこちらのデルス・ウザーラ

www.allmovie.com

 

細かな名前とかうろ覚えなのでWikiさんから引用しますが、あらすじはこんな感じ;

ロシア人探検家(作者)のアルセーニエフは、当時ロシアにとって地図上の空白地帯だったシホテ・アリン地方の地図製作の命を政府から受け、探検隊を率いることとなった。先住民ゴリド(現ロシア名:ナナイ)族の猟師デルス・ウザーラが、ガイドとして彼らに同行することになる。シベリアの広大な風景を背景に、2人の交流を描く。

 

これね

凄い良かった・・・

 

こちらもデルスのキャラが凄くいいし

ロシア (ソ連) のキャピテンとの強い絆が胸に響く

 

自然を愛するデルスキャピテンのはからいで街で一緒に住むことを受け入れるが

やはり自然に生きた人は都会では暮らせない・・・

心を病んでいくデルスや、物語の終わりの方は胸が締め付けられました

(ビアトリクスポターの『まちねずみジョニーのおはなし』を思い出す)

 

wikiをよんでいると政策におよびこんな部分が

「黒澤の芸術上・創造上の意見を100%尊重し、ソ連側がすべての生産的・技術的・行政的手段を完全に保証すること」が合意され、「日本側とソ連側が『デルスウ・ウザーラ』という高度な芸術的作品を製作することを助成し、これが日ソ文化交流に大きな意義のある貢献をすること」

なんか

今の日ロ関係を想うと哀しいですね。

 

因みにこの映画の原作は実話に基づいた本

デルスウ・ウザーラ (書籍) - Wikipedia

 

【あなたはどう思う?】

プーチンの行動は許せませんし

ウクライナに一日も早く平和が戻ることを望んでいますが

私は個人的にはそれはそれ、これはこれな考え方なので

ロシア人がどうとか

ロシアの企業・製品・作品をボイコットとか

そういう気にはなりません

 

これを観た後夫と

これ、ロシアだから結構多くの人がボイコットしそうだね

なんて話しましたが

普通に良い映画だったので

そういう政治抜きでおススメしたいなと思います。

 

別にボイコットしたい人はすればいいとおもうし

それに関して何とも思いませんが

ロシア人の多くも被害者だよななんて思ってしまいます

 

【最近観た映画などはこちら】

ドライブ・マイ・カーは映画館でやっていたのを見損ねたけど

アカデミーとったので見とけばよかったと後悔

多分アカデミーとったから再上映すると思うけど。そしたらみようと思う。

 

原作は短編なので、それが映画化となって驚いた。

可もなく不可もない感じの村上春樹短編だった。

因みに村上春樹の短編では『眠り』と『パン屋再襲撃』が個人的に好き。

 

 

日本作品に絞った記事

 

 

最近急に冬に戻ったNY

薬局のお客さんに最近一気に冬に戻ったね、というと

「NYでは水仙が咲き始めてから二回大寒波になるっていわれてるの。これが一回目だからもう一回ね・・」

なんていわれました

 

今年は去年に比べて大雪はまだないけど

確かに大雪が降るのは3月ごろだったり。

 

この辺りは5月まで雪の降る日はあるので

まだまだ暖かいコートは必要ですね・・・

それにしてもクロッカスが最近沢山地面から出ていたのに

大寒波ですっかりしょげていた。かわいそう・・・

 

ま、植物がわも分かってはいるんだろうけど 笑

 

 

今日もここまでお付き合いいただきありがとうございました。

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