Rue de Condé

都会から田舎へ -NY Finger Lakesでの生活-

TED talks: The World's Most Dangerous Fart

こんにちは

今回もTED talksから、おなら (fart) についてのトークから英語を学んでいきたいと思います。

過去のTED talksに関する記事はこちらからどうぞ

 

【TED talk本編から学ぶ英語表現】

今回も4分程度の短い動画です。たまには面白そうなのと思ったんですが、最後は温暖化の話が少し入っています。イラストのタッチがすごく好き。

www.ted.com

"(...) and even weapons of malodorous murder"

⇒ malodorous

悪臭の。mal (悪い) + odor (匂い) + ous (形容詞化)。臭いは日常的にはstinkyという表現をよく使います。悪臭という名詞では同じ動画内にstenchという単語も出てきました。簡単な単語でいいかえると単純にbad odorと言えます。

 

Fartを用いた日常フレーズで"brain fart"というものがあります。これは「ど忘れ」という意味。ど忘れが脳のオナラってなんか面白いですよね。

 

"Seals and sea lions can't help their chunky flatulence, but some animals deploy their farts strategically"

⇒ flatulence

消化管内にガスがたまること

⇒ deploy

配備する。活用する。うまく使う

 

"(...) use a tactic called cloacal popping"

⇒ tactic

作戦、戦法、戦術、方法、手段

 

”(...) or even kill them outright"

⇒ outright

完全に、即座に

 

"(...) to devour prey up to three times their size"

⇒ devour

貪り食う、がつがつ食べる、破滅させる。

pray (獲物) と対でよく出てくるのがpredator (捕食者) です。メタファーでも使われることがあります。

 

"(...) it becomes buoyant (...)"

⇒ buoyant

浮力のある (≒floating)。浮力のことをbuoyant forceと言います。日本語でのブイもここから来てるんでしょうかね? フランス語ではbouyantと言います。

また、ここから派生して、うきうきとした、嬉しい、心躍る、楽観的ななどという意味にも使われます。さらに、景気が良くなっている、成功している、利益を得ているなど、全体的にポジティブな単語のようです。

 

"(...) just the burps and farts of over 2,000 goats (...)"

⇒ burp

げっぷ

 

"(...) and regurgitate their food multiple times"

⇒ regurgitate

吐き戻す、逆流する、反芻する。また、言われたことをそのままオウム返しにする、理解しないまま繰り返す、受け売りにするという意味もあるようです。

 

【おまけ: 最後の牛のくだりから芋づるに思ったこと】

牛由来のメタン (methane) は温暖化への寄与が多いことが言われていますが、人間都合でここまで数が増えているのでなんだか可哀そうというか理不尽ですよね。

食糧不足と食糧過剰が混在しているので、うまくdistributeできないものかといつももどかしく思います。本当に必要な量 (むしろ少ないくらい) をキープして、牛の命も大事にしたいですね。私は魚も肉も大好きなのでベジタリアンにはなれませんが、日本人の「いただきます」の気持ちを忘れずに、いつも最後までいただいています。

日本ではほとんど浸透していないと思うんですが、海外では外食の際食べきれなかった分をdoggy bagにして持ち帰るのは当たり前 (アメリカなどは一回の外食で軽く二食分になることも多いです)。フランスでは食品廃棄0を目指して多くの取り組みが行われています。私もスーパーではできる限り値引きシールのはられたものから買うようにしています。勿論新鮮なものほどおいしいですが、捨てられるのかと思うとなかなか。日本でもなにか取り組みをやっているお店などもあるんでしょうが、「衛生」「責任」に弱い日本ではなかなか難しい気もします。

私の夫は以前農家をしていて、Farmers Marketでも売っていたんですが、マーケット終了間際になると、マーケット担当者が各お店を回り、廃棄に回るかもしれない/余剰の野菜などのドネーションを募っていました。これは食べ物に不自由している方に食事を提供する団体などに寄付されます。

 

そういえば私の義両親の家では牛を一頭買いしている (いた?) そうで、義両親の家の地下に大きな冷凍庫があります。私はまだ見たことないんですが・・・

 

 

いかがでしたでしょうか

おならの雑学の話で完結するかと思いきや、温暖化につながりましたね。

みなさんは牛と温暖化、どう思いますか?