Rue de Condé

都会から田舎へ -NY Finger Lakesでの生活-

Volunteer Works

こんにちは

今日はアメリカでのvolunteerについて書いてみたいと思います。

ESLの記事でも少し触れているので、よろしければそちらもどうぞ。 

 

【ボランティアは特別なこと?】

私は日本にいたころからボランティアに興味があったのですが、行動に移せずにいました。当時の私はボランティアというと、なんだか「大ごと」のように捉えていました

アメリカに来てからボランティアはとても日常的なことであることに気づきました。特に私の住むような小さな街においては、多くのお店やサービスがボランティアから大きなサポートを得ていてるので、ボランティアの存在を意識することが多いです。

現時点ではCOVID-19のため、通常時よりは運営が狭まっていたり、新規募集を一時見合わせ (suspending) していることも少なくありません。しかし、夏過ぎごろから徐々に再開している場合も多く、私もたまにチェックしています。

 

【COVID-19 (コロナ) 中でもできるボランティア】

2020年春先、アメリカもコロナの第一波をうけ、世界でもとくに深刻な被害をうけました。ボランティアも、多くが安全上の懸念のため新規募集や活動自体をストップしているものが多かったのを覚えています。

 

そのなかでも、早い段階で活動を再開できたのが屋外でのボランティアでした。そこで、担当者にコンタクトを取り、活動に参加させていただき、結果的にシーズンオフ (Thanksgiving直前) まで継続的に参加したので紹介させていただきます。

 

繰り返しになりますが、2021年現在では、多くの団体が活動を再開しています。また、中には家から参加できるプログラムなどもあります。例えばESLのクラスでも、老人ホームやその施設を日中利用する高齢の方とpenpalになるプロジェクトに参加しています。

 

もし、お住いの地域で気になる団体があればHPなどをチェックしてvolunteer oppotunityを調べるのが良いと思いますし、どんなものがあるか分からない場合も以下のようなサイトや「volunteer *** (地域名)」などで探せば沢山あります。

www.volunteermatch.org

www.givegab.com

 

【個人の体験: Beutification Bridage】

去年一年間毎週コンスタントに参加したのは、街中の植え込みのお手入れをする団体です。屋外でかつsocial distanceも保ちやすいため、特に大きな不安なく参加できました。平日午前のセッション中心でしたので参加者の多くはリタイア後の方で、私は恐らく最年少かつ唯一のアジア人でした。

 

 登録: 担当の方にメールでコンタクト ⇒ 初回時に紙のformに住所や電話番号、HPなどに写真を掲載する場合があるが、掲載可能か などを回答しました。その後はメーリスに登録されて、毎週週ごとのセッション情報が送られてきました。

活動頻度: 週2-3回 (夏は割と多かったかも)。各セッションは2時間ですが、早めに抜けたり、ちょっと行って少し活動して帰るとかもOKでした。

参加: 参加できるときに事前にウェブフォームから参加登録。事前登録なしでもOKですが、人数把握のため。

参加人数: 平均計6-8人。少ない時はコーディネーター二人+ボランティア1,2人とかもありました。基本マスクをして作業ですが、夏場は暑すぎて、相当距離が離れている場合などは外していました。

活動内容: プランターは季節ごとの植物の植え替え、植え込みの場合は雑草とり (weeding) やmulching、剪定 (prunning) をしました。育てている一部の植物 (Kaleなど) は最終的に収穫して、同じく食事を提供するボランティア団体に寄付しました。

 

【一年ボランティアに参加してよかったこと】

一番は、自分もコミュニティの一員になれているのかなと思えるようになったことだと思います。街中や道路わきでの作業中心なので多くの方から温かい言葉を頂いたり、手入れしたところを通るたびに「ここ、私たちがやったところだ」と嬉しくなりました。また、他のメンバーやコーディネーターはとてもいい人ばかりで、継続的に顔を出すことでだんだんと仲間として認識してもらえるようになったのが嬉しかったです。地域内の情報交換もできました。

 

季節の植え替えのために手放す植物も、通りすがりの人に無料で差し上げたり、私が頂いたりしました。夏から秋にかけては毎週のようにフレッシュな植物のブーケを作ることができました。たまに植え替え用で準備していた植物が余った時などにも、分けていただいたりしました。

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植替えのため掘り出したpansy。私含めいろいろな人のもとへ渡りました。

また、私は草木染 (natural/plant dying) にとても興味を持っていて、最近始めたのですが、雑草として抜いたヨモギ (mugwort) や、越冬できないために抜いたmarigoldも大量にもらうことができ、染色を楽しめました。

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Wegmansのショッパーいっぱいのmarigold

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Marigold染めの毛糸とリネン

いつか染色の記事に詳しく書きたいと思います :)

自分たちで世話をした植物を最後の最後まで楽しめて、贅沢だなと思いました。

 

 

いかがでしたでしょうか

意外と敷居の高くないボランティア。はじめはすぐに働けない焦りも感じましたが、今思うと出会いなども含めこのような時間が持てた一年はとてもかけがえがなかったです。今年もいつから働けるか分からないですが、春先からまた活動が始まるので少しでも長く参加できるといいなと思います。