Rue de Condé

都会から田舎へ -NY Finger Lakesでの生活-

Adjustment Of Status: COVID-19中のGreen Card申請

こんにちは。

 

今日はCOVID-19下における、アメリカ人との結婚によるAOS/Green Card申請について書きたいと思います。

オンライン上にはアメリカのビザやGCに関する情報は五万と転がっているので、書く予定はなかったのですが (覚えてないし)、COVID-19下ということで情報も少ないかなと思い、自分の記録のためにもAOSについてはざっくりと残したいと思います。

(今後も状況が変わるたびに随時更新していきます)

 

 

【申請時のステータス】

私: 日本国籍、K1、 無職 (直前までポスドク)、初婚、博士、日本薬剤師免許、銀行口座を日本とフランスに複数所有、studentローンあり(大学奨学金) 

夫: アメリカ国籍、full time (permanent) 数年目、初婚、修士、銀行口座はアメリカのみ複数、ローンなし

その他: 申請時交際してから7年弱、ジョイントスポンサーなし、申請管轄はNational Benefits Center

 

Trump政権で移民政策がタイトになり、過去には必要とされていなかったK1からのAOSにおいてI-485と同時に資産の届け出が全員必須 (I-944)となりました (2020年情報)。

この狙いは (これはまた個人の推測ですが)、social welfareを必要とするような移民は欲しくない = アメリカの税収に頼らず、アメリカの経済に貢献できる移民だけほしい。そんなところのように感じました。

そのため、最低ラインとしてアメリカ国籍側がspouseを十分養えることを証明する必要があります。どう証明するかは、収入証明 (tax returnの記録など) となりますが、この収入が一定に満たない場合はジョイントスポンサーをたてるか、夫婦合計で一定額以上のすぐに換金可能な資産を有していることを示す必要があるようです。

 

私たちの場合は、夫の収入がボーダー以上でしたので、夫のtax returnの情報と、とりあえず銀行口座などの資産情報を提出しました。また、私は奨学金という名の借金を返済中ですので、奨学金の総返済額、現時点であといくら返すか、返している証明 (日本学生支援機構からの通知と引き落とし銀行口座の担当場所にマーキングしたもの) を適当に英訳して提出しました。クレジットカード決済の記録も「クレジット」な証拠としてマーキングしておきました。JPYやEURは適当にUSD換算しました笑

 

通帳は日本でしたし、残高証明は銀行に行く必要があり、日本にいる母に頼むことになりました。本当に準備不足で申し訳ない&ありがたかったです。ネットバンキングは過去数か月分しか取引履歴が取り出せなかったので、通帳のほうが良いと判断しました。

みずほ銀行は残高証明を英語で発行してくれたので翻訳の手間がなかったです。フランスは毎月メールで送ってきてくれていたので、それだけで十分でした。フランスは勿論フランス語ですが、正直amoutが分かればいいだろうと思って、部分的にだけ英語を添えて提出した程度です (雑)

まだ日本にいて、これから渡米/GC申請される方は、銀行関連の資料は (FBARでも記入の際必要かもしれませんので) 念のため忘れずに・・・ (古いブログなどの情報では記載ありませんので!!) ただ、結構formなど含めコロコロと変わっているようなので、どうぞご自分で確認を!!

【タイムライン】

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開けるの下手すぎな人

2020年5月  

 入籍

2020年6月中旬

 AOS申請 (書類不備で一度rejectされる。料金は取られませんでした)

 AOS申請書類準備を機に、プリンターの購入を決めました 笑

     

 コピー(白黒)&スキャン (カラー)。必須。

 リモートワークでも必須なので買ってよかった。 

 アメリカだとhpやbrotherが主流なのでbrotherにしました。

 

 弁護士は雇っていません。結婚までの交際期間も7年と長く心配事はなかった為

2020年6月下旬

 AOS再申請 不足資料 (assetに関するもので、以前はK1では提出不要)

2021年1月

 バイオメトリクス採取アポイント通知 (アポは二週間後でした)

 

2021年2月

 バイオメトリクス採取 ⇒ 一週間後に面接通知

 

2021年3月

 GC面接。その場でApproved ⇒ 10日ほどでカードが手元に届く 

 

GC申請の時期には、ちょうどTrump前大統領がGCやVisaの大幅停止を発表したり、USCISの職員の大幅な縮小を行ったりと、COVID-19での混乱も踏まえると前代未聞レベルで移民プロセスがごちゃごちゃした時期だったのではないかと思います。実際、当時estimation timeは35 monthsとかいうバグのような数字が出ていました 笑 

一瞬ライフプラン考え直しそうになりましたよ。本当に。

 

実際には多くの例外があったので問題はなかったのですが、今アメリカから出なくてはならなくなったら次にいつ来れるのか、VISAからやり直しなのかなどいろいろなことが頭によぎった時期でした。

 

さて、そんなこともありましたが結果的には7カ月程度でバイオメトリクス採取ということになります。2019年に渡米した日本人の方で約半年でGC取得というのを見て期待はしていたものの、COVID-19やトランプ政権など不安要素は多かったので、心配していたよりは早かったなと驚きました。

egov.uscis.gov

ちなみに、送られてきた書類は二通で、一通目にはジェネラルな情報 (アポの場所日時や持ち物など)、二通目はCOVID-19下での注意事項 (マスク必須など) や、おそらく以前はその場で記入していたであろう個人情報 (旧氏名を含めたすべての名前、生年月日、出生国、国籍、性別、人種、目の色、髪の色、身長体重) の記入欄があります。

Central NYの私の住所からはSyracuse Officeが割り当てられました。(より遠い) Albanyじゃなくてよかった・・・

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一枚目

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二枚目

COVID-19下で面接なしでGC取得もまれにありうるとのネット情報をみたことがあったので期待していましたが、どうやら2021年現在は通常運転。5-10分のバイオメトリクスのために1時間かけていくのね (運転は夫ですが 笑)

COVID-19で大きな都市は控えていたけれど、せっかくなのでSyracuseの街を散策して帰ろうと思いました。

 

バイオメトリクスからどれくらいで面接なのかな。あまり期待はせずにいようと思います。もしかしたらI-765が先に来るかもしれないので、就活準備はしておかないと。


嬉しさ半分、今のゆったりとした生活の終わりが近づいてきたことでの寂しさ半分です (笑) 

 

それでは!